ジダンに“ボヤいた”イスコもアンチェロッティを頼る!? 冬のマーケットでエバートンに電撃移籍か

2020年11月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

ハメスを引き抜いたエバートンが…

イスコ(右)は恩師アンチェロッティ(左)の元に移籍するのか。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーで燻っている技巧派が、出場機会を求めて恩師のいるフットボールの母国へ渡るかもしれない。

 クラシコで宿敵バルセロナを破るなど、調子が上向いてきたマドリーにあって、動向が注目されているのが、スペイン代表MFのイスコだ。2013年の夏にマラガから入団して以来、4度のチャンピオンズ・リーグ制覇に貢献した名手である。

 まだ28歳ながら、相次ぐ怪我などによって近年は序列が低下。今シーズンはラ・リーガでは5試合に出場しているものの、先発は2度だけとジネディーヌ・ジダン監督の信頼を勝ち取れずにいる。

 去る10月24日に行なわれた宿敵バルセロナとの「クラシコ」では、ベンチスタートとなったイスコが、同じく控えだったルカ・モドリッチやマルセロに対して、「彼(ジダン監督)が僕をベンチに下げるのは、50から60分、時にはハーフタイムだ。途中出場させる時は80分からさ」とぼやいたシーンが現地の中継カメラにすっぱ抜かれ、小さくない話題を呼んだ。

 ジダンの起用法に"不平"を漏らしたイスコだが、来る冬の移籍市場でクラブから離れる決意を固めたようだ。英スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』によれば、マドリーと22年6月までの契約を締結している選手側は、1800万ポンド(約25億2000万円)+インセンティブの買い取りオプションが付帯したオファーで退団が可能かどうかをクラブにかけあったという。
 
 ピッチに出れば、違いを生み出せる力はあるイスコだけに買い手は少なくなさそうだ。なかでも熱烈な関心を寄せているとされるのが、マドリーで師弟関係でもあったカルロ・アンチェロッティが率いているエバートンだ。

 今夏のマーケットでイスコと同様にマドリーで燻っていたハメス・ロドリゲスを引き抜いたのが見事に当たり、プレミアリーグで上位争いを続けるトフィーズ(エバートンの愛称)。アンチェロッティがさらなる強化を目論み、そのポテンシャルを熟知する28歳のスペイン代表MFの買い取りにも前向きなようだ。

 はたして、スペインが生んだ天才肌の司令塔は、キャリア初となる国外移籍を決断するのか。その動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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