マンCが“セルビアのワンダーキッド”の獲得で合意!浅野拓磨とともにパルチザンで躍動する18歳のウインガー

2020年11月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

すでにセルビア・リーグトップの推定市場価格

今冬にマンチェスター・Cへの移籍が決まったステバノビッチ。セルビアU-21代表の10番を背負う逸材の活躍に注目だ。(C) Getty Images

 欧州主要リーグの夏(秋)の移籍マーケットが閉じてからまだ1か月も経たないが、早くもマンチェスター・シティが新たな選手を獲得することが明らかになった。
 
 日本代表FWの浅野拓磨が所属するセルビア・スーペルリーガのパルチザンは現地時間10月31日、同クラブに所属するセルビアU-21代表FWのフィリップ・ステバノビッチがマンチェスター・Cへの移籍で合意したことを発表した。21年1月から新天地のマンチェスターに合流する予定だという。
 
『スカイ・スポーツ』のファブリツィオ・ロマーノ記者によれば、移籍金800万ユーロ(約10億円)+ボーナスでマンチェスター・Cとパルチザンが合意したという。
 
 現在18歳のステバノビッチは、足下のテクニックと高いゲームビジョンを兼備したアタッカーで、セルビアの各年代の代表チームでも活躍してきた同国屈指の逸材だ。
 パルチザンでは19-20シーズンから左ウイングの定位置を掴むと、今シーズンは右の浅野とともに攻撃陣を牽引。ここまで11試合で3ゴール・2アシストを記録するなど、パルチザンの攻撃に欠かせない選手へと成長している。
 
 ちなみにドイツの移籍情報専門サイト『Transfer Markt』によると、ステバノビッチの推定市場価格は今回の移籍金と同額の800万ユーロとなっており、この数字はすでにセルビア・リーグ全体でトップとなっている。
 
 このセルビアの"ワンダ―キット"を射止めたマンチェスター・Cは前線に怪我人が続出している影響もあってか、ここまでプレミアリーグで3勝2分け1敗といまいち波に乗り切れていない。
 
 ジョゼップ・グアルディオラ監督はステバノビッチをチームの起爆剤と考えているのか、それとも将来への先行投資なのか。その起用法に注目だ。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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