【選手権予選】日曜日の結果を速報! 米子北が7発大勝で全国切符、山形と沖縄でも代表校が決定!

2020年11月01日 高校サッカーダイジェスト編集部

米子北は堂々の県11連覇を達成!

沖縄決勝は那覇西の上原(9番)の豪快ミドルで勝ち越しに成功。3-1の快勝で西原を下した。写真:小早川渉

 11月1日、全国高校サッカー選手権大会の地区予選が全国各地で開催され、新たに鳥取、山形、沖縄の3県で栄えある代表校が確定した。
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 米子北と米子東の顔合わせとなった鳥取決勝は、前者が序盤から主導権をがっちりと握る。前半17分、敵ゴール前の混戦から最後は主将の林が押し込んで先制すると、同36分に矢野のパスを受けた竹中が豪快ミドルを突き刺して2点目。さらに後半5分、10分とエース崎山が連続得点を挙げ、一気に畳みかけた。その後も林が2得点をマークしてハットトリックを達成するなど、終わってみれば7-0の圧勝を収めた米子北が、11年連続16回目の選手権出場を決めている。

 山形決勝は日大山形と米沢中央が激突した。ロングスローやリスタートを頻発させて攻勢を強める米沢中央に対して、日大山形は鋭いカウンターで好機を窺う。互いに集中力の高い守備を誇示し、なかなか敵にビッグチャンスを掴ませない。一進一退の攻防戦が繰り広げられ、スコアレスのままゲームは80分間を終了した。

 延長戦に入ってともに決定機を迎えるなか、均衡を破ったのは日大山形だ。延長前半8分、大河原の絶妙なロブパスを鈴木がダイレクトで合わせてゴールをこじ開ける。さらに後半5分、ふたたび大河原のアシストから志鎌が2点目を奪い、勝利を手繰り寄せた。延長戦で突き放した日大山形が5年ぶり14回目の本大会切符を手に入れている。

 沖縄では那覇西が西原を下して、凱歌を上げた。前半15分に右CKから仲西のヘッドが決まって先制に成功。西原の粘り強い守備対応に攻めあぐね、前半アディショナルタイムにCKから西平に同点ゴールを奪われるも、後半13分に上原の狙い済ましたミドルで勝ち越す。リードを奪っても最後まで攻め続けた那覇西は、後半アディショナルタイムにも照屋が加点して3-1。昨年決勝で敗れた雪辱を果たして、2年ぶり17回目の本大会行きを決めた。

[11月1日の予選決勝結果]
山形:日大山形 2-0 米沢中央
鳥取:米子北 7-0 米子東
沖縄:那覇西 3-1 西原

 これまでに本大会出場を決めたのは札幌大谷(北海道)、明桜(秋田)、作陽(岡山)を加えた6校だ。続々と代表校が本大会へ名乗りを上げる一方で、前橋育英(群馬)、尚志(福島)、秋田商(秋田)、帝京(東京)、関西一(大阪)、今治東(愛媛)といった強豪校が予選敗退を余儀なくされるなど、波乱含みの展開を見せている。

 地区予選は11月15日にピークを迎え、16日にはオンラインでの組み合わせ抽選会を開催。21日の熊本決勝、28日の神奈川決勝を経て全代表校が出揃う。今年度の本大会は、例年駒沢会場で行なわれていた開会式と開幕戦は実施せず、大みそかに1回戦が一斉スタート。全国48の代表校が首都圏8会場に散らばって戦うレギュレーションは変更なしで、決勝は1月11日、埼玉スタジアムで行なわれる。

構成●高校サッカーダイジェスト編集部
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