現地時間10月29日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第２節で、I組のビジャレアルは、アゼルバイジャン王者のカラバフと中立地のトルコで対戦。３－１で逆転勝利を収め、連勝を飾った。

　この試合で、後半に決定機を次々に作り出した久保建英よりもインパクトを残したティーンエージャーがいる。FWのイェレミ・ピノだ。

　ビジャレアルB（スペイン２部B＝実質３部）に所属する18歳は、久保がベンチに下がった74分の３枚替えでピッチへ。そして78分に先制点を奪われた直後の80分に、大仕事をやってのける。

　左サイドから持ち込んでエリア内に入ると、右足を一閃。強烈なシュートを突き刺してみせた。トップチーム初ゴールとなったこの若武者のゴラッソが、その後の逆転劇をもたらしたのは間違いない。

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　超新星の活躍を、スペインのメディアも驚きをもって伝えている。全国紙の『AS』は、「（バルセロナの）アンス（・ファティ）とペドリと同じ世代の、18歳のスペインのスターが誕生した。ビジャレアルを救った重要なゴールだ」と称賛し、こう続けている。

「スペインのU-17代表にも名を連ねたウインガーは、カラバフ戦で０－１の状況から革命を起こした。クボやサム（チュクウェゼ）、その他のタレントがおり、彼が足場を築くの難しいかもしれないが、イェレミは彼らと争うつもりだ」

　この活躍により、クラブが新契約に動いているというイェレミ。この18歳が久保の新たなライバルになるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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