「何度も良い仕掛けをしていた」ELトッテナム戦で躍動した三好康児を、英辛口解説者が名指しで称賛!

2020年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「スパーズはピッチを歩いていただけだ」

試合開始直後には自らドリブルで切り込み、惜しいシュートも放っていた三好。(C) REUTERS/AFLO

 現地時間10月29日に行なわれたヨーロッパリーグ(EL)グループステージ(J組)の第2節で、三好康児が所属するベルギー1部のアントワープは、トッテナムをホームに迎え、1-0で勝利した。

 ジョゼ・モウリーニョ監督が率いる強豪との試合で、三好は右ウイングバックで先発。58分までプレーした。

 この試合について、英スポーツ衛星チャンネル『Sky Sports』でコメンテーターを務めるジム・ホワイト氏はトッテナムを厳しく批判した一方で、アントワープの奮闘を称えたという。英紙『The Telegraph』が伝えている。

「モウリーニョの先発の選択、ハーフタイムの交代策には失望した。そもそも先発を総入れ替えしたことでチームがぎこちなくなり、まるで生まれたてのヒヨコのようだったじゃないか。パスが迷走し、動きが制限された。敵陣に攻め入る前に破綻したら、それは点は入らないさ。ガレス・ベイルが多少踏ん張ったところで、本物のチャンスが生まれる気配とは程遠かった」
 
 そして、対戦相手のアントワープについては「彼らがホームで14か月もの間、無敗を守っている理由を証明していた」と称え、三好については名指しで称賛した。

「スパーズがつまづいている間、彼らはきちんとした戦術を基にプレーしていた。よく走り、積極的にプレスでアタッカーを押し込んだ。得点の匂いもした。特に、左ウイングのシメン・ジュクロッドは2度、右ウイングのコウジ・ミヨシは何回もいい仕掛けをしていた。一度、ハリー・ウィンクスをかわして素晴らしいクロスも上げていたね。彼らに比べたら、スパーズはフィールド上を歩いていたようなものだ」

 この勝利でグループJの単独首位に躍り出たアントワープ。次節はオーストリアのLASKと対戦する。ホームでの無敗記録を伸ばせるかにも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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