ここまでわずか4試合の出場に留まる
今シーズンは怪我の影響もあり、9月27日のニーム戦で挙げた2ゴールのみと低調なイカルディ。(C) Getty Images
パリ・サンジェルマンのマウロ・イカルディが現地の『DAZN』のインタビューで、現状や批判されることが多い自身のプレースタイルについて述べている。
27歳のアルゼンチン代表FWは、19年夏にインテルから買い取りオプション付きのレンタルでパリSGへ加入した。
「すぐにチームに馴染むことができた」と話したように、19-20シーズンの公式戦34試合に出場し、20ゴールを挙げる活躍を見せ、20年5月に完全移籍を勝ち取った。
しかし、今シーズンは新型コロナウイルス検査で陽性反応が出て開幕から出遅れると、10月上旬に右膝の靭帯を損傷。ここまでわずか4試合の出場に留まっている。
ペナルティーエリア内では冷静かつ正確なフィニッシュワークで得点を量産するイカルディだが、攻撃の組み立てにあまり関与せず、運動量も少ないプレースタイルを批判されることもある。その点に関しては、次のように語っている。
「イタリアでも多くの批判を受けたよ。正直なところ、自分は昔からこのスタイルで多くの得点を奪ってきた。点を取るためには相手の死角に留まり、適切なタイミングで現われてフィニッシュすることが重要なんだ」
「イタリアと同様に、非常に戦術的なリーグ・アンで、ゴールを決めるのは簡単じゃないない」
そう話したイカルディの復帰時期は、11月4日のRBライプツィヒ戦(チャンピオンズ・リーグ第3節)が有力視されている。
代役として起用された新戦力のモイゼ・ケーンが、4試合で4ゴールを挙げるなど結果を残しており、すぐにレギュラーに返り咲けるかはわからない。激しいポジション争いに注目だ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部