「何かが足りない」劇的2発でなんとかドローのジダン監督、まさかのCL最下位に「難しい状況だ」

2020年10月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「勝点1にふさわしかった」

2試合で1ポイントも、ジダン監督はポジティブな姿勢を崩さず。(C) Getty Images

 クラシコという大一番を制したことで、息を吹き返したと思われた。だが、ジネディーヌ・ジダン監督が率いるレアル・マドリーの苦境は続いている。

 10月27日、マドリーはチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第2節で、ボルシアMGと引き分けた。マルキュス・テュラムの2ゴールで2点を先行されながら、終了間際の連続得点で追いついたかたちだ。

 開幕戦でシャフタールにホームで2-3と敗れていたマドリーは、1分け1敗と2試合連続白星なし。グループBの最下位とまさかのスタートになった。

 それでも、87分にカリム・ベンゼマ、そしてアディショナルタイムにカゼミーロと、土壇場で一気に同点とし、九死に一生を得た展開に、ジダンはポジティブな姿勢を強調している。
 
 スペイン紙『Marca』によると、試合後にジダンは「チームの強い気質を示す結果だ。われわれはドローに値した。わたしはそれ以上だったと思っている」と話した。

「試合を通じてわれわれは良いゲームをした。何かしらが足りなかったのは事実だよ。勝てなかったのだからね。われわれはプレーのプランを信じている。勝点1にふさわしかった」

 グループBは4ポイントのシャフタールが首位に立ち、2ポイントのボルシアMGとインテルが追いかけ、1ポイントのマドリーが挽回を狙う展開。ジダンは「難しい状況になったのは明白だ。(同じく1分け1敗スタートだった)昨シーズンとまったく同じだよ」と述べている。

「簡単な試合はない。こういうプレーをしていれば、われわれはうまくやり、突破できる」

 今後、マドリーは11月3日にホームで、25日にアウェーで、インテルとの2試合に臨む。当初は突破が有力視されながら、厳しい状況に立たされた2チームの直接対決2連戦は注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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