「フィールドで浮いていた」CL先発の南野拓実に現地紙が辛辣評価。指揮官クロップは「生き生きとしていたが…」

2020年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

CLで「待望の先発」を飾るも…

待望のスタメンを飾った南野。奮闘したが、得点に絡むことはできず。(C)Getty Images

 現地時間10月27日に行なわれた、チャンピオンズ・リーグのグループD第2節でリバプールはミッティランと対戦。ディオゴ・ジョッタとモハメド・サラーのゴールで、2-0と勝利した。

 この試合で、南野拓実は公式戦約1か月ぶりの先発出場。現地サポーターの期待も高かったが、インパクトを残せずに終わっている。

 背番号18の働きに、現地紙『The Indpendent』は、10点満点中「6」の評価で及第点を与え、「ハードワークでプレスにも積極的だったが、エリア内で幸運に恵まれず、連動した動きも少なく、フィールドで浮いていた」と評した。また、リバプール情報専門サイトの『This is Anfield』も「6」をつけ、次のように綴っている。

「明らかに才能に恵まれた、勤勉なFWがフィルミーノの代役を務めるチャンスを得たが、期待されていたものとは違っていた。10番のポジションの方が、うまく機能していたかもしれないし、サイドに入ってきたほかのプレーヤーとうまく連携がとれていなかった。時折、良いタッチはみせた。だが、60分に交代させられてしまった」
 
 さらに厳しめの評価を下しているのは、英紙『EXPRESS』だ。チーム最低タイとなる「5」を付け、「彼はベンチスタートの方が良いタイプのようだ。何も残さず1時間後に交代した」と辛辣だった。

 英公共放送『BBC』でも、最低点のディボック・オリギ(4.66)は上回ったものの「5.40」の"ブービー賞"。「オリギ、シャキリ、ミナミノの3人は、インパクトを与えるのに苦労した」としている。

 そして、ユルゲン・クロップ監督は試合後の会見で南野についても言及した。

「試合は思っていた通りにいかなかった。理由が様々だが、相手はクレイジーなほどのプレスをかけてきて、フィニッシュの場面で落ち着くことができなかった。

 プレーヤーは良くやっていた。シャキリは久々のプレーだったけれど、素晴らしかった。タキはとてもフィールド上で生き生きとしていたけれども、試合に入るのに苦労していたように見えた」

 リバプールは31日にリーグ戦でウエストハム、11月3日にはCL第3節でアタランタとアウェーで対戦と、過密日程が続く。

 今回は"期待外れ"に終わってしまった南野。次のチャンスで期待に応える活躍をしたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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