【U-19代表】帝京長岡の14番を背負った“天才パサー”が約3年ぶりの代表招集で手応え!「問題なくやれた」

2020年10月28日 古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

「(プロの)強度に慣れてきた」

谷内田にとって久々の代表活動だったが、手応えを感じているようだ。※写真は会見時のスクリーンショット

「帝京長岡の14番」

 今はまだ、そう表現したほうが全国のファンに伝わるかもしれない。もちろん京都サンガF.C.のサポーターにとっては違うはずだが。

 京都に所属する谷内田哲平(やちだ・てっぺい)である。

 谷内田は昨年度の高校選手権で14番を背負って帝京長岡高のベスト4進出に尽力し、大会優秀選手に選出された。「決定的なパスを出せて、ゴール前のアイデアが強み」と本人が語るとおり、中盤でボールを受けると、即座に前を向いて絶妙なスルーパス――。

 その天才肌の華麗なプレーは、観る者を惹きつけた。そんな高校時代の鮮烈な印象が残っているファン・サポーターも少なくないだろう。
 
 あれから約10か月。ルーキーイヤーは、ここまでJ2リーグ15試合に出場して2アシストを記録するなど、高卒1年目ながらまずまずの成績を残している。

 とはいえ、Jデビューは8月19日の13節と、開幕当初から試合に絡んでいたわけではない。「守備はある程度、ポジショニングや(プロの)強度に慣れてきた」と手応えを掴んだシーズン中盤から出番を増やしている。
 

次ページ将来的にはスペインでのプレーを目指す

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