「カガワの名は不滅」ブンデス公式が香川真司を伝統のダービー歴代ベスト11に選出! “衝撃デビュー”は色褪せない

2020年10月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

鮮烈すぎる2ゴール

シャルケとの白熱の一戦で眩い輝きを放った香川。その存在は今も現地で記憶されている。 (C) Getty Images

 現地時間10月24日のブンデスリーガ第10節では、ドルトムントとシャルケが激突する「レビア・ダービー」が開催される。

 公式戦通算114度の対戦で、黄色と青の精鋭たちが激闘を演じ、ドイツ最大級とも呼ばれる熱量を誇るこのダービーで、強烈なインパクトを残したのが香川真司だ。

 2010年の夏にドルトムントへ入団した香川が、熱烈なファンの前で自らの存在を知らしめたのが、まさにこのシャルケ戦だった。

 同年9月19日に行なわれたブンデスリーガ第4節、敵地フェルテンス・アレーナでの一戦で先発起用された香川は躍動する。20分に得意のドリブル突破から左足で先制ゴールを決めると、58分にも右サイドからのクロスを左足でねじ込んで2点目をゲットしたのだ。

"初陣"で2ゴールという香川の鮮烈な輝きは、今も多くの人々に記憶されている。現地時間10月23日には、ブンデスリーガの公式サイトが発表した過去に同ダービーで活躍したドルトムントの選手のベストイレブンにも選出された。
 
 ブンデスリーガは、香川の「華々しいデビューが、ドルトムントでの人気を確立させた」と指摘している。

「2010年9月19日のシャルケ戦で2ゴールを決めた時、シンジ・カガワは自身の名前を不滅のものにした。この日本人選手は、シャルケ戦では計4ゴールをマークしている。この数字は、彼がブンデスリーガのチームから奪った通算得点数のなかでは最多だ」

 ドルトムントに在籍した約7年で、まさに「ダービー男」と呼ぶにふさわしい活躍を見せた香川。その存在は、今もドイツ人たちの記憶のなかでは色褪せていないようだ。

 なお、今回のベストイレブンには、香川と同じくユルゲン・クロップ(現リバプール監督)の師事を受けたネベン・スボティッチやヘンリク・ムヒタリアンなども選出されている。その顔ぶれは以下の通りだ。

【GK】
ロマン・ヴァイデンフェラー

【DF】
ローター・フーバー
ネベン・スボティッチ
アルフレッド・ネイハイス
ラインホルト・ウォサブ

【MF】
ヘンリク・ムヒタリアン
ミヒャエル・ツォルク
香川真司

【FW】
エウゼビウシュ・スモラレク
ローター・エメリッヒ
アレクサンダー・フライ

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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