【移籍市場超速報】LAの新たな目玉はガーナ代表のボアテングとムンタリ? 新チーム「ロサンゼルスFC」が獲得を検討中

2015年03月16日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2016年シーズンからの獲得を目指して検討中。

昨年10月に誕生したロサンゼルスFCは、チームの目玉としてボアテング(右)とムンタリ(左)の獲得を目論む。 (C) Getty Images

 MLSに誕生したロサンゼルス第2のクラブ「ロサンゼルスFC」は、ライバルのギャラクシーに対抗するためにビッグネームを必要としている。そこで目をつけたのが、ガーナ代表のケビン=プリンス・ボアテング(シャルケ)とサリー・ムンタリ(ミラン)。1年後の2016年シーズンからの獲得を目指して検討が進められている模様だ。
 
 ボアテングはシャルケとの高年俸の契約をあと2年残しているが、ムンタリはやや状況が異なる。契約は2016年6月までだが、今シーズン限りでの退団が濃厚と見られており、すでに複数のクラブが今夏の獲得に向けて可能性を模索中。イタリアではフィオレンティーナが強い興味を示している。しかしアメリカでの生活は経験として非常に魅力的であり、オファーがあれば検討の対象になることは間違いない。
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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