【名良橋晃の右SB番付|現役海外選手編】イングランド代表を3人選出、1位は絶対に“ブレない”鉄人の…

2020年10月13日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「実は11月26日生まれで誕生日が同じなんです」

名良橋氏がトップ5に挙げた(左から)ナバス、ウォーカー、アレキサンダー=アーノルド、カルバハル、ワン=ビサカ。(C)Getty Images

 現役時代にベルマーレ平塚(現・湘南)や鹿島アントラーズなどで活躍した元日本代表のDFで、現在は解説業を務める名良橋晃氏に、世界の現役プレーヤーを対象にした右SB限定の番付を作ってもらった。1998年のフランス・ワールドカップにもレギュラーとして出場した右SBの名手が厳選した5人の顔ぶれは?

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 まず5人をピックアップするのも迷いましたし、そこから順位をつけるのも難しかったですね。

 5位に選んだのは"セビージャの顔"とも言えるヘスス・ナバス(スペイン代表)です。縦に行くドリブルが魅力で、もう30代半ばですが、衰え知らずですし、サイドバックとしてまだ進化している感じがします。元々ウイングということもあり、攻撃力で守備をカバーしているタイプですね。サイドバックですと、後ろからスピードに乗ったままボールをもらえるので、そういう面を活かして効果的にプレーできている。クロスも絶妙です。

 4位はマンチェスター・ユナイテッドのアーロン・ワン=ビサカ(イングランド代表)を選びました。1対1でアタッカーを封じ込める守備力が素晴らしい。スピードがあり、タックルの技術が高く、ノーファウルでボールを奪える。

 課題は攻撃のクオリティーですね。ビルドアップの質が上がれば、言うことなし。まだ22歳と若いですし、伸びしろは十分です。実は11月26日生まれで誕生日が同じなんです。そういう意味でも注目しています(笑)。

 3位はリバプールで際立っているトレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド代表)。右足のキックの精度には、驚かされますね。組み立てにも絡み、攻撃の貢献度も高い。1位に挙げる人もいるかもしれません。

 ただ、サイドバックなので、あくまで守備が重要だと僕は考えています。その点、まだポジション取りがあいまいな時がありますし、能力だけでやっているところがある。ディフェンスのイロハを完璧に理解して吸収できれば、物凄い選手になりますよ。そういう期待を込めて、今回は3位に留めました。

【動画】キックの精度は圧巻!アレクサンダー=アーノルドの厳選プレー集

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