「タケはなんでもできる選手」室屋成も久保建英に太鼓判!自身のドイツ移籍と目指すSB像については…

2020年10月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

長友&酒井は「超えて行きたいというよりは…」

ウイングバックは「個人的にはやりやすい」と3バック時にも対応できると語る室屋(中央)。(C)JFA

 日本代表は10月12日、遠征先のオランダからオンライン上で会見を開催。室屋成は翌日となったコートジボワール戦への意気込みを語った。

 今夏にFC東京からドイツ2部のハノーファーへ移籍し、この代表戦から"海外組"になった室屋は、「環境も新しく変わって、まだまだ適応している段階なので、新しいところに早く慣れたいなという感じです」と現状を明かす。

 日本とドイツの違いについては「日本の方が繋ぐ意識が高くて、ドイツの方が前に早い。早くゴールを目指すというのが印象的です」という。

 適応で何よりも大切にしているのは言葉だ。「レベルが高くなればなるほど一人では守れないという状況が多く出てくるので、言葉だったり、声で未然にピンチを防いだり、ポジショニングで、味方を動かして自分たちのピンチを防ぐというのは重要なこと。映像には出ないけど、そういう部分はSBでは重要になってくると感じます」と語る。

 一方でプレーに関しては、「今のところ自分の強みは上手くやれていると思います。もっともっとレベルが上の選手はいるので、今のとこはという感じです」というものの、新天地のドイツでも確かな自信を手に入れているようだ。
 
「自分の良さは攻撃参加で何回も仕掛けていけるというのが良さ。そういった部分でアピールしたい」と代表戦出場にも意欲を見せる。

 ライバルとなるのはカメルーン戦でも先発した酒井宏樹だ。「単純に対人の強さ。ああいう相手でも対等以上に、フィジカル部分でも勝っていた。見習うべき部分だとすごく感じている」と自身も認める日本を代表するSBとレギュラーの座を争うことになる。

 今回は招集外の長友佑都と酒井宏樹のSBの壁については、「超えて行きたいというよりは、二人から学ぶことがすごくたくさんある。それを吸収して、プレーに還元して成長出来ればというのが自分は強いですね。最終的に誰が試合に出るかと選ぶのは監督なので。そこに対してはそれほど強く思ってない」と回答した。

 日本代表はカメルーン戦で3バックの形も試した。「ウイングバックは苦手意識もなく、個人的にはやりやすいかなと思っている。(右では伊東)純也君も入ってくるので、そのなかで自分の特長を出せるとしたら、前線から守備に強く行けるとか、2列目から飛び出すとか、そういう運動量の部分とかが勝負するポイントになってくるのかなと思います」と冷静に分析した。

 さらに今回の代表ではその右サイドで久保建英と同時に起用される可能性もある。

「タケは東京の時から一緒にプレーしてます。なんでもできる選手なので、基本的に自分の役割になるのは、自由にプレーさせてあげて、サポートすること。基本的には自由にさせてあげればいいと思っています」
 久保とのプレーには、楽しみな様子も窺わせた。

 日本代表は13日にコートジボワール代表との国際親善試合を行う。強豪相手に2020年初得点&初勝利を挙げられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】森保J、3バックの出来は?カメルーン戦のハイライトをチェック!
 

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