【移籍市場超速報】インテルがヨベティッチと合意、マンチェスター・Cとのクラブ間交渉へ

2015年03月13日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

マンチーニ監督がそのクオリティを高く評価。

今シーズンここまでプレミアリーグで15試合・5得点のヨベティッチ。セリエA復帰を求め、インテルと内々で合意に達した模様だ。 (C) Getty Images

 マンチェスター・シティでCL決勝トーナメントの登録リストから外されるなど、十分な出場機会を得られないことから移籍を希望しているモンテネグロ代表FWステバン・ヨベティッチが、インテルと内々で合意に達した模様だ。
 
 ヨベティッチは移籍先としてイタリアへの復帰に優先順位を置いており、インテル、ユベントスが獲得の可能性を探っていた。なかでもインテルは、ロベルト・マンチーニ監督がヨベティッチのクオリティを高く評価していることもあって、最も積極的に動いており、代理人との接触を続けていた。
 
 今後は夏の移籍実現に向けて、保有権を持つマンチェスター・Cとのクラブ間交渉に取り組むことになる。
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
 
 
 
 
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