「どのポジションでやろうが、チャンスは必ず作れる」ベルギーで鍛錬を積む三好康児はサイドや中央にこだわりはなし

2020年10月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨夏ベルギー1部のアントワープへ加入し、海外クラブ初挑戦

久保らとともに練習で汗を流す三好(左)。©JFA

 10月11日、強豪・コートジボワール戦を前に、日本代表MF三好康児がオンライン会見に出席。自身の成長ぶりや武器などを語った。

 会見序盤、昨夏ベルギー1部のアントワープへ加入し、海外クラブ初挑戦中である三好は怒涛の1年間を振り返った。

「海外に移籍して、ポジション争いのところから、いろんな経験をするなかで、怪我もあったし、本当に予期せぬ部分からいろんな経験をした1年だった。もちろんコロナの部分もあったし。でも本当にいろんな経験のなかで、自分のなかでしっかり整理してプレーしていくという部分では、1年間ですごく成長できた」

 ただでさえ慣れない日々の連続のなかで、突如世界中を襲った新型コロナウイルス。それでもめげることなく、障壁に立ち向かい続けた23歳。そのうえで1年の経験を踏まえ、今年にかける意気込みについてはこう語った。

「今年はしっかりと結果で出して、より自分を認めてもらって、もっと上のレベルに行くっていうところが大事な1年になる。去年を踏まえて今年はもっと自信を持ってできる1年なのかなとは思う」

 そして、飛躍を誓った三好は自身の特徴についても説明。

「自分にはもちろん左利きっていう部分もありますけど、ボールを触っていく中で、リズムを作るところだったり、個人で打開していくなかで得点していくっていうところだったり。自分にしかない部分があると思っているので、そこは全く違うものを作り出せるのが自分かな」
 
 また、会見終盤では2列目のポジションに多くのライバルが揃う中で、自身の「ポジション」に対する考え方についても言及している。

「2列目でボールに関わることができれば、どういう状況からでもチャンスメイクできるとは思っている。特にサイドや真ん中にこだわることはなく、そのポジションに入ったときに、どういったところで受けて、どういったプレーをすることが有効かっていうのを常に考えながらできるのが自分の特徴のひとつ。

 ただやっぱり個人でできるスポーツではないので、そこは周りとの連携だったり、いろんなコミュニケーションを取って、何が有効になるかをチームメイトとしっかり試合のなかで共有できれば、どのポジションでやろうが、チャンスは必ず作れるというふうには思っている」

 昨年のコパ・アメリカでは"本気"のウルグアイ相手に2ゴールを奪い、一躍その名を轟かせた三好。13日に行なわれるアフリカの難敵相手の試合でも、ベルギーで一回りも二回りも成長した彼の活躍を大いに期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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