「やっと取れた」もがき苦しんだ浦和の”24番”汰木康也がこぼした万感の思い!「何度見ても涙腺」ファンも大興奮

2020年10月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

浦和2年目でついに奪ったJ1初ゴール

J1、26試合目で初ゴールを奪った汰木。(C)SOCCER DIGEST

 10日に行なわれたサガン鳥栖戦で4試合ぶりの勝利を収めた浦和レッズ。勝負を決めたのは、もがき苦しんだ背番号24のJ1初ゴールだった。

 現在25歳の汰木康也は14年にJ2モンテディオ山形でプロデビュー。3年目から徐々に出場数を増やし主力として定着すると、活躍が認められ19年に浦和へ加入しJ1の舞台へ。しかし移籍1年目はポジションを確保できず、リーグ戦の出場数はわずか8。降格ラインぎりぎりの14位でフィニッシュしたチーム同様、個人的にも苦しいシーズンとなった。

 だが勝負の2年目となった今季、激しいポジション争いを勝ち抜き開幕スタメンを奪取。間に長い中断期間を挟みながらも、そこから5試合連続で先発出場を続けた。それでも11節を過ぎたあたりからは徐々にトーンダウン。途中出場が主になり、出番のない試合も。そんな状況に、鳥栖戦後「何試合もチャンスで外しちゃっていて、早く取らなきゃという焦りもあった」と振り返ったように、「ノーゴール」という文字が本人の頭の中には大きくあった。

 そうしたなかで、右サイドを突破したマルティノスのクロスを気持ちで押し込み、ついに生まれた昨日のJ1初ゴール。その嬉しさたるや想像を絶するものがあるが、しかもそこに「後半アディショナルタイムに決まった決勝ゴール」「チーム4試合ぶりのゴール」2つの"冠"が加われば、もはや格別である。

 そして試合後に、迫力のゴール映像がネット上で公開されると、ファンも大興奮。次のような熱い声が寄せられている。
 
「何度見ても涙腺」
「最っっっっっ高!!!!!」
「ついにゆるきくんのゴール!!嬉しすぎ」
「この瞬間大声で叫んだから、絶対近所迷惑だった」
「カラダだけじゃなくて気持ちもゴールに入ってる」
「こういう泥臭いのも汰木選手の良さだよな!」
「何度も何度もこれ見ながら寝よっと」
「こっから量産でよろしくです!」

 またなかには得点後、肩の荷が下りた汰木が「兄貴」と慕う柏木陽介と抱き合い、喜びを噛みしめた際に、思わずこぼした「やっと取れた」の一言に注目するファンも数多くいた。観客数が制限されている今だからこそ、マイクが拾った万感の思いだった。

 横浜F・マリノスユース時代から、「ユルキゾーン」と呼ばれるゴール左45度からのプレーを得意とする汰木。そんな彼が背負う背番号24。これは原口元気や関根貴大(現在は41)らが背負った出世番号であり、その期待の高さが窺える。

 本人もファンも待ちわびた移籍後初ゴール。この1点を足掛かりに、さらなるゴールと歓喜の笑顔を見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ゴール後の溢れ出る思いに注目!汰木のJ1初ゴールはこちら!

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