雨の降りしきるIAIスタジアム日本平。あいにくの天気のなか、FKで美しい虹を架けたのはサンフレッチェ広島の若き10番だった。

　23歳の森島司は10日に行なわれた清水エスパルス戦に先発出場。すると０-０で迎えた13分だった。相手のファウルでFKを獲得。しかし本人も試合後「狙おうか迷った」と話したように、ゴールまでの距離は決して近くない。それでも「空いてたので打ってみた」強烈なシュートは、相手GKの手をかすめ右サイドネットを見事に突き刺さした。

　この圧巻の先制ゴールの後、チームは一時同点に追いつかれるも、レアンドロ・ペレイラと川辺駿のゴールで勝ち越しに成功。その後は相手の反撃を試合終了間際の１点に抑え、３-２で今季４度目の連勝を達成している。

　そして試合後、クラブの公式ツイッターで「技術が光る森島司選手のパーフェクトなFKでの先制点をご覧ください」と映像が公開されると、ファンは大興奮。次のような称賛のメッセージが寄せられている。
 

「これはヤバいやつ」
「最近ではなかなか見ない弾道」
「神のいたずらの如く最後にクイッと軌道変化する感じがたまらない」
「これがウチの１０番森島司じゃー！！」
「世界の皆様見てください！！！」
「美しすぎる」
「弾道に虹が架かってみえたね」
「しばらく一緒に浸りませんか？」

　また、なかには「『司』の系譜なんかな」と、かつて弾丸シュートを武器に広島で活躍し、現在はUAEのアル・アインでプレーする塩谷司と比べるファンもいた。

　東京五輪での活躍も期待される森島。これからも強烈な右足で、ファンと世界を驚かせていってほしい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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