能力の高さを随所に発揮した久保建英。終了間際のFKは「壁の位置があまり良くなかったので…」

2020年10月09日 サッカーダイジェスト編集部

「オープンゲームみたいになっていた」

久保は試合終了間際に際どい直接FKを放つ。試合を通じても存在感は大きかった。写真:龍フェルケル

 10月9日、日本代表はオランダのユトレヒトでカメルーン代表との強化試合を実施。試合は0対0のスコアレスドローに終わった。

 日本代表は序盤からなかなかチャンスを作れず、シュートまで持ち込むシーンもあまりなかった。そんななか65分から途中出場したのが久保建英だ。

 試合後、テレビのフラッシュインタビューに登場した19歳のMFは「オープンゲームみたいになっていたので、そのなかで空いたスペースを狙うという意識」で試合に入ったという。

 得意のドリブルやパスで好機を演出しつつ、前線から果敢にプレッシャーをかける。日本代表の攻撃に違いをもたらしたのは確かだろう。
 
 試合終了間際の右からのFKではキッカーを務め、直接ゴールを狙うも、相手GKに防がれた。「壁の位置があまり良くなかったので、狙えるかなと思って。最後だし蹴ってみようと。ただ、GKがナイスセーブだったと思います」と悔しさを滲ませながらも、その時の考えを明かしてくれた。

 日本代表を勝利に導くことはできなかったが、能力の高さは随所に披露した。「最後のところで途中出場の選手がもっと流れを変えなければいけない」と反省を口にする久保が、4日後のコートジボワール戦でどんなプレーを見せてくれるか注目したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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