「自分の立場には全く満足していない」南野拓実が明かすリバプールで生き抜くための覚悟。「認めさせたい…」

2020年10月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「こういう舞台でプレーすることを目標にしてきた」

約1年ぶりの代表招集となった南野が、リバプールで生き抜くための覚悟を語った。※オンライン会見のスクリーンショット

 日本代表は10月7日に欧州遠征3日目を迎えた。リバプール加入後、初の代表活動となったMF南野拓実がオンライン取材に応じ、イングランドの強豪チームで生き抜くための力強い覚悟を明かした。

 南野は昨年、ザルツブルク(オーストリア)からリバプール(イングランド)に完全移籍。特大のステップアップを果たしたサムライの朗報は、日本でも瞬く間に話題となった。それにより、いままで以上に大きなプレッシャーと格闘する日々を送ってはいるが、これまで常に高いレベルでのプレーを求めてきた南野にとっては、充実した日々のようだ。

「もちろんザルツブルクでプレーしているときより、いまは一試合一試合の注目度や、試合のレベルの高さの違いは感じますし、そこでプレーできる喜びを日々感じています。そして、自分自身もこういう舞台でプレーすることを目標にしてきました。なので、いまは充実した日々を過ごせています。だけどそれで満足するのではなく、注目されるなかでしっかり結果を残して認めさせたい。チームでの自分の居場所というのをしっかり確保していきたいと思っています」
 
 リバプールでの2シーズン目となった今季もいまだリーグ戦の先発はゼロ。世界屈指の強力なアタッカー陣から、スタメンを奪い取ることはもちろん簡単なことではないが、南野は現在の自身を取り巻く状況に甘んじるつもりはない。

「正直、いまの自分の立場には全く満足していない。ただ昨シーズンと比べて、積み重ねてきたものが、少しずつ周りの信頼を得られているのかなと感じます。今シーズンの一番最初の公式戦でゴールできたのは、自分のなかで少し自信になったし、今後もそうやってチャンスを掴んで、ゴールかアシストのところで結果を残して、いまよりももっと出場時間であったり、大事な試合で使ってもらえる選手になっていければいいかなと思います」

 世界トップクラスの選手たちと競い合う日々。「試合で結果を出していないので、いまの時点では(自分が)レベルアップしてるかは分からない」としながらも、約1年ぶりとなる代表活動のテストマッチ2試合で、「結果を出して、目に見える形で成長した部分を見せたい」と意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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