「交渉はフェードアウト」ミランは冨安健洋の獲得を断念? シャルケDFにターゲットを変更か

2020年10月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ギャップが大きすぎた」

ミランへの移籍が取り沙汰された冨安だが、ボローニャ残留で落ち着くことになりそうだ。 (C)Getty Images

 10月5日でクローズするセリエAの移籍市場で注目を集めているのが、ボローニャに所属する冨安健洋の動向だ。とりわけ、名門ミランからの関心が連日報じられてきた。

 しかし、移籍話は立ち消えたようだ。現地時間10月2日、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は「トミヤス獲得の交渉はフェードアウトした」と報じている。
「トミヤスは需要(2500万ユーロ/約31億2500万円)と供給(1500万ユーロ/約18億7500万円)のギャップが大きすぎた。EL本選出場権を獲得したミランは、数百万ユーロの収入が期待でき、彼らも喜んでいる。(リヨンに移籍が決定した)ルーカス・パケタ売却の資金と、この収入を合わせて、さらなる新戦力を求めることになるだろう」

 また、移籍専門メディア『CalcioToday』は「ミランは冨安を購入できる可能性が薄れているとみており、(元フィオレンティーナの)ドイツ1部シャルケのマティヤ・ナスタシッチに狙いを定めているようだ」と伝えている。

 もともとボローニャのリカルド・ビゴンSDは「(2500万ユーロを超える)センセーショナルなオファーがくれば考慮するかもしれない」と発言しており、安売りはしないこと、現時点での売却は後ろ向きであることを明言していた。

 ローマからの関心も報じられている冨安だが、今シーズンはシニシャ・ミハイロビッチ監督の下でプレーする可能性が高まってきたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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