「ひとりが噛みつき、もうひとりは殴る」“最恐2トップ”が誕生!? 2G1AのスアレスにA・マドリーのエースも期待!

2020年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

いきなり2ゴール・1アシストの大暴れ

新天地でいきなり結果を残したスアレス(右)に、今後2トップを組む可能性のあるD・コスタ(19番)が期待を寄せた。 (C) Getty Images

 去就騒動に揺れた男が、加入3日目の新天地で大仕事をやってのけた。

 現地時間9月27日に行なわれたラ・リーガ第3節のグラナダ戦で、アトレティコ・マドリーは6-1で大勝した。この試合で文字通りの大暴れを見せたのが、ウルグアイ代表FWのルイス・スアレスだ。

 今夏にバルセロナを構想外になり、25日にA・マドリーに加入したスアレスは、3-0とリードした71分にジエゴ・コスタと交代で前線に入ると、その直後の72分にワンタッチのスルーパスでマルコス・ジョレンテのゴールをアシストしてみせる。

 いきなりゴールを演出した背番号9は、86分に右サイドからジョレンテが送り込んだクロスに技ありのヘッドで合わせ、初ゴールをゲット。さらに6分後にビトーロとのワンツーからシュートを放ち、ポストに当たったこぼれ球を、左足で落ち着いて流し込んで2点目をもぎ取った。

 約20分のプレー時間で2ゴール・1アシストと"挨拶"には十分すぎるほどの結果を残したスアレスには、味方FWも賛辞を口にしている。試合後、スペインの有料テレビ局『Movistar+』のフラッシュインタビューに応じたD・コスタは、「とても良いね」と白い歯を見せた。
 
「スアレスがパートナーとして最高か? とても良い。ひとりは噛みつき、もうひとりは殴るんだ。バルサを退団したルイスのような選手が幸運にも来てくれたんだ。どうして、あのチームが、彼をあんな風に退団させたのかは分からないが、俺たちにとってはとてもいいことだ」

 かつてスアレスが、2014年のブラジル・ワールドカップでイタリア代表DFのジョルジョ・キエッリーニに噛みついた"事件"を引き合いに出しつつ、その凄みを語ったD・コスタは、こうも続けている。

「スアレスは多くのゴールをもたらすだろうし、ロッカールームにも多くをもたらすはずさ。彼には戦士の魂があって、勝利やタイトル奪取への渇望があるからね」

 文字通り鮮烈なデビューを飾ったスアレスは、A・マドリーのエースのハートも鷲掴みにしたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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