【神戸】イニエスタが監督交代について言及「簡単なことではない」

2020年09月25日 サッカーダイジェスト編集部

「チームとしての変化が伴うものなので」

キャプテンを務めるイニエスタ。監督交代に揺れるチームをまとめられるか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 9月22日にトルステン・フィンク監督が退任したヴィッセル神戸では、同24日に三浦淳寛氏が新たにチームを指揮することになった。

 フィンク監督とともにセバスチャン・ハーンヘッドコーチ、モラス雅輝アシスタントコーチ、ニコラ・ヴィドヴィッチフィジカルコーチも契約解除となり、三浦新体制では、元神戸の監督でもある林健太郎氏がヘッドコーチに。また三浦氏の異動で空いたスポーツダイレクターのポストには、アカデミー部部長だった平野孝氏が就いた。

 21日にトルステン・フィンク自らがドイツにいる家族の下に戻りたいという理由で辞意を表明。神戸はシーズン途中で監督を交代するのは、これで4年連続である。

 今回もチーム内に少なからず動揺が広がっている。25日に取材に応じたアンドレス・イニエスタは、「監督交代は簡単なことではない」という。

「チームとしての変化が伴うものなので、その難しさはある。チームとしてもなかなか結果が出ていない中で、クラブにとって最善のことを考えての交代だったと思います」
 
 リーグ戦ではなかなか勝てずに中位にとどまり(20試合消化時点で11位)、ルヴァンカップでは準々決勝で敗退と、ここまで期待通りの成績が残せているとは言えない。それでもひとつでも上の順位を狙うために、また今後控えているACLを戦うためにも、チームはまた、ひとつにまとまる必要がある。

 そんな状況での予想外の出来事だが、イニエスタは三浦新監督について「ポジティブ」な印象を受けている。

「監督経験は初めてになるが、日本に来て何度も話し合いをするなかで、(彼の)サッカーのビジョンはよく理解している。ボールを支配して、ゲームをコントロールして、チャンスを築いていく。それはこのチームが目指すべき方向。始まったばかりの体制だが、今まで持っておいたポジティブなものに、アイデアを加えていき、成長できる」と、新たな体制でも意欲を示した。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 

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