【播戸竜二が選ぶJ1前半戦ベストイレブン】オルンガはもちろんだがMVPはさらに進化を続ける34歳!

2020年09月25日 サッカーダイジェスト編集部

首位チームの10番は外せない

播戸氏が選んだJ1前半戦のベストイレブン。赤枠の選手が前半戦のMVP。

 新型コロナウイルスの影響を受け、7月4日に再開したJ1リーグも怒涛の過密日程で早くも前半戦を終了。川崎が強さを見せるなか、これまでにリーグを盛り上げた選手たちはどのような顔ぶれだったのか。ここでは、播戸竜二氏に前半戦の"最強の11人"を選んでもらった。

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 上位チームにいて、コンスタントに試合に出続け、勝利に導く活躍を見せている。この3つは、揺るがない選考条件だ。

 GKはムラが少なくなってきたジンヒョン。右SBには川崎の泣き所だった右サイドを安定させた山根、左SBにはマル(丸橋祐介)と迷ったが、力強い守備が印象的な吉田を入れた。CBは川崎の守備の要である谷口と、闘志溢れる渡辺。渡辺は今後日本代表の中心になってくるんじゃないかと個人的に高く評価している。(マテイ・)ヨニッチは惜しくも選外とした。

 首位チームの10番は外せない。大島がいるいないで川崎のサッカーは変わり、憲剛のような絶対的な存在になりつつある。同じ川崎からは気の利いたプレーができる脇坂も選んだ。プレーが洗練された清武も選出。怪我をせず決定的な仕事を連発して、セレッソを引っ張っている。

 MVPはアキ(家長)。得点するわ、右足でアシストするわ、守備に走るわと、34歳となった今さらに進化している印象。サプライズを起こした三笘、得点力が際立つオルンガも入れざるを得ないだろう。そして監督は、断トツの成績を残している鬼木さんで決まりだ。

【動画】進化する34歳・家長昭博、今季の鮮やかなパス&アシスト集!
 
■後半戦の注目選手は?
旗手怜央(川崎/MF)
ワイドも中央もこなし、ラストパスやミドルが正確。存在感を増しアキを脅かす存在に。

■プロフィール
播戸竜二(元日本代表/元G大阪、神戸など)
ばんど・りゅうじ/79年8月2日生まれ、兵庫県出身。熱さが魅力の元FW。今年からJリーグ特任理事を務める。

※『サッカーダイジェスト』10月8日号(9月24日発売)では、巻頭企画で「J1前半戦MVP&ベストイレブン」を特集。解説者・タレント・識者・新聞記者、総勢40名が前半戦のベストプレーヤーを選出しています。

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