「夢のような本当の話」J1最年長出場のカズと対戦した中村憲剛が2つの特別な想いを投稿!「正直なところ…」

2020年09月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「怪我をした日以来10か月半振りのスタメンでした」

久しぶりの先発出場で、ハーフタイムまでプレーした中村憲剛。写真:田中研治

 9月23日に開催されたJ1リーグ第18節の横浜FC対川崎フロンターレの一戦で、大記録が生まれた。

 横浜FCの"カズ"こと三浦知良がスタメン起用で、今季のリーグ戦で初めてピッチに立ち、J1での最年長出場記録を更新。53歳6か月28日での出場となり、中山雅史(現J3沼津)の45歳2か月1日を大幅に上回った。その後56分に交代となるまで精力的にピッチを駆け回った。

 世界中でもこの偉業が報じられるなか、対戦相手としてピッチに立った川崎の中村憲剛もまさに夢のような体験だったとその想いを綴った。

 試合後に自身のツイッターを更新した中村は、カズとユニホーム交換した写真を投稿。本文は顔文字で感激の様子を表わし、ハッシュタグで以下のようにコメントした。

「その昔中村憲剛少年は、等々力の出待ちの柵の向こうで、カズーカズーーサイン頂戴ーと叫んでいました。そこから27年後、40歳手前のJの試合でカズさんとユニ交換するぞとあの時の自分に言っても絶対信じないだろうな。夢のような本当の話。カズさんありがとうございました」

 憧れのカズとの対戦だけでなく、中村憲剛にとっては、もう一つ特別な想いの詰まった試合となった。
 
 昨年の11月2日の試合で負傷した中村は、左膝前十字靭帯損傷、左膝外側半月板損傷で全治7か月の大怪我。手術やコロナ禍での長いリハビリ生活も終えてこの試合が"先発復帰"戦となっていた。

 同日に自身のインスタグラムを更新した中村は、試合当日の10枚の写真を投稿し、以下のようにその想いを書き連ねた。

「苦しい試合でしたが勝ち切ることができたのは大きかったと思います。怪我をした日以来10か月半振りのスタメンでした。あまりにも久しぶり過ぎて、正直なところ楽しかったと同時にとても緊張しました」

「45分間の出場でしたが、前回の清水戦の15分から大きな一歩をまた踏み出すことができました」

「改めてサッカーがプレーできることに感謝したいと思います。ケンゴp.s カズさん、俊さん、大輔ともプレーできたことも本当に嬉しかったです!!」

 39歳となった川崎のバンディエラにとっても特別な一日となったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】カズとの夢のユニホーム交換!中村憲剛が投稿した10枚の写真
 

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