【FC東京】「改めて凄い選手」。安部柊斗がC大阪戦後に絶賛したアタッカーは?

2020年09月24日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「あそこまで守備をしてくれるのは…」(安部)

ボランチの安部はC大阪戦で1アシストをマーク。写真:サッカーダイジェスト

 FC東京がホームでC大阪を2-0で破った試合(9月23日/J1リーグ第18節)で主役級の輝きを放ったのが、ディエゴ・オリヴェイラだ。

 4-2-3-1システムの左サイドを任されたブラジリアンは、果敢なドリブル突破と巧みなパスワークで敵DF陣にプレッシャーをかけつつ、守備の局面では素早い帰陣でボールホルダーにプレスをかけた。攻守に渡り"幅広い仕事"をこなしたうえで、63分には見事な個人技(ドリブル突破からの左足シュート)で決勝弾。その後も粘り強いキープと鋭い縦パスでチャンスを演出するなど、85分に交代するまでまさに大暴れだった。

 
 昨季までストライカー色がかなり強かったD・オリヴェイラが、今季途中からは中盤まで下がって守備のタスクを精力的にこなすようになった。攻守両面での貢献度は計り知れないものがあり、実際、C大阪戦にボランチとして出場した安部もD・オリヴェイラの働きぶりを次のように評価する。

「あそこまで守備をしてくれるのは、チームにとっても、自分にとっても助かります。『ここにいてほしい』と指示すると受け入れてくれるし、有難いです。改めて凄い選手だなと今日、感じました」

 自分の活躍よりも、チームの勝利がなにより嬉しいというD・オリヴェイラは、"フォア・ザ・チーム"の象徴と言うべきアタッカーだ。FC東京の堅守を語るうえで、D・オリヴェイラの献身を忘れてはいけない。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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