「彼が歩いた床にキスすべき」トッテナム復帰のベイル代理人がマドリーを痛烈批判! 「本当はスペイン語も話す」

2020年09月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「敬意が払われなかった」と批判を展開

トッテナム復帰が決まったベイル。彼の代理人が古巣マドリーを猛烈に批判している。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーから古巣トッテナムにレンタル移籍したガレス・ベイルは近年、スペインで数々の批判を浴びせられてきた。しかし、代理人のジョナサン・バーネットは、そうした声に納得していないようだ。

 バーネットは英メディア『talkSPORT』で、「彼がとても若いときから代理人をやっていて、私は彼のことを誇りに思う」と話し、こう主張した。

「それはガレスがやってきたことだけじゃない。彼が素晴らしい人間になったからだ。決して間違ったことを言わなかったし、間違ったことをやらなかった。彼の生活は本当に模範的だったんだ」

 さらに「彼ほどうまくやった人が、しかるべき敬意を払われなかったのは、大きな問題だった」と口にしたバーネットは、マドリーを批判している。

「マドリーのために彼が成し遂げたことを考えれば、彼らはベイルが歩くフロアにキスすべきだね」

 辛辣に古巣を批判した敏腕代理人は、「7年にわたり、『ベイルはスペイン語を話せない』と言われた。本当のところガレスはスペイン語を話すんだよ! 誰もが、『ベイルはサッカーのことを気にしていない』と言ったけど、彼はサッカーを愛している。嫌になったことなどない」と続けた。
 
「トッテナムに戻り、みんながそれに気づいて、全くのバカげた話をやめるように願っている。ゴルフのことだってそうだ。イギリスやスペインのメディアがいろいろ書いたが、正しくない。犯罪だよ」

 今回のトッテナム移籍は1年のレンタル契約だが、バーネットは、「いろいろなチャンスがある」と、今シーズン終了後もノースロンドンに留まる可能性を示唆した。

「本人次第だ。もっとも大切なのは、彼がサッカーを楽しめること。そして良いプレーができることだ。それができる限りは、すべて大丈夫だろう。今の彼は成熟した男で、自分が人生に何を望むか分かっている。おそらくはイギリスでもっとも成功した選手だが、まだ多くを望んでいる」

 トッテナム復帰が決まるまでにマンチェスター・ユナイテッドなどへの移籍が取りざたされたベイル。その交渉役を担ってきたバーネットは、「ほかの選択肢もあったが、トッテナムは彼の愛だ。彼はトッテナムを愛しており、彼が望んだ」と、古巣への想いが大きかったとし、他クラブについては詳細を話すことを拒んだ。

「関心を寄せたクラブはほかにもあった。トッテナムより大きいクラブかもしれない。だが、彼はトッテナムに満足すべきだったし、満足していると思う。(他クラブのことは)プライベートにとどめておくべきだ。ただ、ほかのクラブもいたよ」

 補強方針が議論の的となるユナイテッドが、ベイル獲得にどれだけ本腰を入れていたのかは興味深いところだが、過去の話であることも確か。ファンは、プレミアリーグに戻ってきたベイルが、愛する古巣トッテナムで活躍できるかに注目している。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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