メッシから痛烈な批判を浴びたバルサ会長が沈黙を破る!「退団させることはできない」

2020年09月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「会長としてメッシとは一切対立しない」

メッシから名指しで批判されたバルトメウ会長は…。。 (C)Getty Images

 一度は移籍の意思を明確にしながら、リオネル・メッシはバルセロナに残ることを選んだ。ただ、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長に対する不満・不信感を隠していない。

 そのバルトメウ会長は9月19日、スペイン『TV3』のインタビューで、「会長としてメッシとは一切対立しない」と話した。米スポーツチャンネル『ESPN』が伝えている。

「メッシはわれわれのキャプテンだ。リーダーだ。その問題は据え置きになった」

 これまで沈黙を続けてきたバルトメウ会長は、「世界最高の選手を行かせることはできなかった。チームには彼が必要だ。彼は成功を保証する。話し合いは内部でしなければいけない。チームと選手たちを支えなければならない」と続けている。

「メッシが残ったことを祝わなければならない。彼はロナウド・クーマン監督のプロジェクトに興奮している。大切なのは、彼がバルセロナで、彼の家でプレーするということだ。われわれは、彼がこのクラブで引退することを望んでいる」
 
 しかし、バルセロナ会長に不満なのは、メッシだけではない。理事会の退陣を求める不信任投票が騒がれているのは周知のとおりだ。

 それでも、バルトメウは「現時点でだれも辞任は考えていない」と強調した。

「クラブは立ち止まらない。署名の数にはみんな驚いたと思う。だが、われわれは民主主義とクラブのルールを尊重する」

 直近でも、キケ・セティエン前監督が、解任発表から1か月も放置されていたと法的措置を取ることを発表するなど、バルセロナ上層部を巡るゴタゴタは後を絶たない。混迷するバルセロナは、どこへ向かうのか。世界中のファンが注視している。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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