【G大阪】岩下敬輔が語る「G大阪、不振の原因」

2015年03月08日

昨季の三冠を支えた堅守は見られず。

75分まで武藤を抑え込んでいたG大阪守備陣だが、残りの15分で崩れて2失点を喫した。写真:佐藤 明(本誌写真部)

 
 ホームでFC東京を迎え撃ったG大阪は、微妙なジャッジにも助けられる形で2点のリードを奪ったが、残り15分で2失点を喫し、開幕戦を引き分けで終えた。
 
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 ACLの2試合も含めると、3試合はいずれも2失点。昨季の三冠を支えた堅守の面影は、今のところ見当たらないのが実情だ。
 
 終了間際の90+1分、クリアミスのような形から失点に関与したCBの岩下敬輔は、「結果が自信につながっていくと思うから、そこは内容よりも勝ち切りたかった。2点を取ってくれて十分だったけど、すごくもったいないゲームになってしまった」と肩を落とした。
 
 武藤嘉紀に喫した1失点目に象徴されるように、現在のG大阪は守備の人数が揃っていても、簡単に失点を喫してしまう脆さがある。
 
 FC東京戦だけに限った話ではないが、岩下も「シビアに対応しないといけないし、なんでもない失点だった。(守備の)人も揃っているし、もっと(プレーを)はっきりしてやれれば」とコメントしている。
 
 もっとも、耐久性の低下は守備陣だけの問題ではない。岩下は2-0とリードしてからのゲーム運びについて言及する。
 
「2点を取った後、3点目を取りに行きながら、逆に大事に、大事に行き過ぎた部分があった。リアクションというか、曖昧でどっち付かずの感じのまま決められてしまったので、そこは修正していければ」
 

 

次ページ今野不在の影響は攻撃面においても大きい。

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