「タケをベンチに置いておくとは驚きだ」思わぬ終盤投入の久保建英をマドリーは心配?「連絡を取った」と地元メディアが報じる

2020年09月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ピッチに送り出された時には、ビジャレアルはすでに…」

開幕のウエスカ戦では77分からピッチに立った久保。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 現地時間9月13日に開催されたラ・リーガ開幕節で、久保建英が加入したビジャレアルは、岡崎慎司を擁する昇格組のウエスカと対戦。2人のサムライ戦士が同時にピッチに立ち、プリメーラ(1部)史上初の日本人直接対決が実現したこの試合は、1-1のドローに終わった。

 現地ではスタメン予想もあった久保は、ベンチスタート。68分にジェラール・モレーノのPKで追いついて迎えた77分に、パコ・アルカセルに代わって出場すると、トップ下に入り、積極的に仕掛ける姿勢を見せたが、あまりに時間が短く決定的な役割を果たすことはできなかった。

 レアル・マドリーからレンタル中の19歳の新天地デビューについて、マドリーの専門メディア『Defensa Central』は、「タケをベンチに残していたのは驚きだった」とし、こう綴っている。

「日本人選手がピッチに送り出された時には、ビジャレアルはすでに危険を冒さなくなっていた。結局、同じスコアのままファーストマッチは終了した」
 
 昇格組相手のホームゲームということを考えれば、勝点3が欲しかったビジャレアル。先にリードを奪われた試合展開を考えても、もう少し久保を早めに投入しても良かったという見方は少なくない。

 記事によれば、試合翌日にマドリーの関係者が久保サイドに連絡をし、本人がどのような感情を抱いているか確認。そのうえで「100%プレーする時に備えて、準備をしておくように」と伝えたという。

 マドリー側は、「久保の出場機会が確実に増えていくと確信している」と記事は伝えている。

 19日に開催される第2節で、ビジャレアルは乾貴士を擁するエイバルと対戦する。2戦連続の日本人対決で、久保に先発の機会は巡ってくるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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