「なんという試合、なんという相手だ」クロップがリーズとの“歴史的開幕戦”に興奮!敵将ビエルサは…

2020年09月13日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「スペシャルだ」と相手を称賛

リーズ戦でハットトリックを達成したサラー(右)を抱きかかえるクロップ監督。(C)Getty Images

 昨季のプレミアリーグ王者とチャンピオンシップ王者による開幕戦は、稀に見る激戦となった。

 9月12日のプレミアリーグ開幕節、リバプール対リーズの一戦は、4-3と激しい打ち合いの末に昨季王者が制した。リバプールが3度にわたってリードを奪いながら、リーズが3度追いつくという熱戦だった。

 英衛星放送『Sky Sport』や英公共放送『BBC』によると、試合後にリバプールのユルゲン・クロップ監督は「なんという試合だ。なんという相手だ。両チームがなんというパフォーマンスを見せたのか。まさにスペクタクルだ。すごく気に入ったよ」と話している。

「ひとつの試合でこれほどゴールが決まるのはなかなか見られない。われわれは帰宅して(勝利という)結果でビールを飲んでなどいられない。分析する必要がある。リーズはスペシャルだ。見事なパフォーマンスだった。非常に難しかったよ」
 
 一方、善戦したリーズのマルセロ・ビエルサ監督は「ただの敗北だ」「負けてハッピーでいることはできない。このレベルではミスがゴールに等しくなる」と述べた。

「3得点できるのはポジティブなことだ。攻撃時にもっと危険をつくるべきだった。非常に効率的だが、十分なゴールチャンスをつくれなかった。4失点したことも無視できない。避けることができたはずだ」

 課題を挙げたビエルサだが、好ゲームだったことは間違いない。ただもちろん、開幕戦が今回のように激戦となった例は過去にもある。BBCは、それらの例を紹介した。

・クリスタル・パレス対ブラックバーン(1992-93シーズン、3-3のドロー)
・アーセナル対ノーリッジ(1992-93シーズン、4-2でノーリッジ勝利)
・シェフィールド・W対トッテナム(1994-95シーズン、4-3でトッテナム勝利)
・サウサンプトン対ノッティンガム・F(1995-96シーズン、4-3でノッティンガム勝利)
・ダービー対リーズ(1996-97シーズン、3-3のドロー)
・ミドルスブラ対リバプール(1996-97シーズン、3-3のドロー)
・チャールトン対チェルシー(2002-03シーズン、3-2でチェルシー勝利)
・レディング対ミドルスブラ(2006-07シーズン、3-2でレディング勝利)
・アーセナル対レスター(2017-18シーズン、4-3でアーセナル勝利)

 もちろん、「プレミアリーグ史上最高の開幕戦」は主観による。ただ、このリバプール対リーズがその候補のひとつとなったのは、確かではないだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【動画】計7ゴールが飛び交う壮絶な撃ち合い!リバプール対リーズのハイライトはこちら
 

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