「必要なのは父親じゃなかった」“退団できなかった”メッシにアルゼンチン代表のレジェンドが意見!

2020年09月13日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「マネジメントができる人が必要だった」

結果的にバルサ残留を決断したメッシに先達が意見した。 (C)Getty Images

 リオネル・メッシはバルセロナに退団の意思を通告したものの、最終的に残留することを選んだ。

 移籍する考えを伝えてきたメッシに対し、バルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、7億ユーロ(約875億円)の違約金が必要と主張。新型コロナウイルスの影響で閉幕が遅れたことから、違約金が不要となる条項が有効とするメッシ側の意見を受け入れなかった。

 元アルゼンチン代表のエルナン・クレスポは、メッシが父親のホルヘ氏を代理人としていることが問題だったとの見解を示している。

 母国メディア『TyC Sports』で「彼(ホルヘ)は父親に変わらず、ああいう状況では横にプロが必要だ。代理人が、サッカー選手として自分の目を見て話してくれるのは違うんだよ」と述べた。

「(代理人は)家族の感情を考慮しない。だから、家庭のことや感情の問題を別にできるようにプロ(の代理人)を求めるものなんだ」
 
 同胞の先達は「父親の功績をなくしたいのではない。でも、ほかと比べてバックグラウンドがないんだ。バルセロナでメッシの契約を延長するのに、素晴らしい免許などいらない。どれほど契約に関する交渉で衝突してきたのか。そういうところで、プロかどうかが分かるからだ」と続けている。

「この事態の大きさから、プロが必要だった。能力ということではなく、経験からね」

 そして、クレスポは「わたしも家族を信頼している。だが、ここでわれわれが話しているのは、ディレクター、契約、経済、数字、新会長、そしてメッシのことだ」と話した。

「それは大きなことであり、しかるべきマネジメントができる人が必要だったんだ」

 いずれにしても、メッシと父親は残留の道を選んだ。契約最終年を迎えている彼らは、これからどのような決断を下すのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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