「10点以上獲る」岡崎慎司がリーガ開幕に向け熱い意気込み!さらに「日本人が同じリーグでプレーしていることは…」

2020年09月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

1部でプレーするという夢が叶う

プレシーズンマッチでは2ゴールを奪い、調子の良さを窺わせる岡崎。(C)Getty Images

 いよいよ今週末に迫ったラ・リーガ開幕。各所で盛り上がりを見せるなか、スペインメディア『as』にはウエスカの岡崎慎司が登場し、新シーズンに向けて熱い意気込みを語った。

「試合終了のホイッスルが鳴った後に、みんなで喜びを分かち合えたのは本当に忘れられない」

 まず語ったのは昨季、41節・ヌマンシア戦で勝利し1部昇格を決定させたシーンだ。最大のミッションである昇格を達成できたことは、やはり日本人ストライカーにとって最も印象に残っている瞬間のようだ。

 ウエスカはその後最終節に逆転で2部を制覇。2部チャンピオンチームとして今季からは念願のトップカテゴリーに舞台を移している。その優勝の要因に対しては、「最後まで全員の力で戦った結果、そういうものが生まれたのかな」と振り返っている。

 そのうえで、自分自身が感じた確かな手応えについてはこう語っている。

「特にウエスカのプレースタイルは自分がより必要だと思うし、自分自身もこのウエスカでプレーすることが必要だと思う。僕自身もFWとしてもう1度点を取って、チームを勝利に導く貢献ができるという自信が持てるようになった」
 
 チーム得点王の12ゴールという十分な実績も残し、このチームでこそ自身の力を最大限発揮できるということを力説した。ただその一方で、新シーズンに向け現実的な目標設定も忘れなかった。

「1部でプレーするという夢が叶うので、チームとしても目標であるラ・リーガ1部残留を」

 2017-18シーズンにクラブ史上初の1部昇格を果たしながら、翌シーズンにわずか1年で降格となってしまった過去を重ね合わせ、まずは最低限残留という明確な目標を明かしている。

 そして最後には、力強く意気込みを語った。

「今までもそうですけど、日本人が同じリーグでプレーしていることは勇気にもなるし、刺激にもなるので、二桁得点、10点以上点を獲るということは自分の1つの目標です」

 今まで日本人が幾度なく跳ね返されてきた、スペイン1部の壁。日本が誇る点取り屋は、ゴールを量産することができるのだろうか。なお、開幕戦ではいきなり久保建英の在籍するビジャレアルと激突。日本人対決にも期待が高まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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