セレッソのJ1通算1000得点目を決めた奥埜博亮、記念ゴールパフォの失敗に「どうにか逆に…」「加工をお願いします」

2020年09月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ボランチ、サイドハーフ、FW…様々なポジションをこなすマルチロールが大活躍

チームの通算1000得点目を挙げた奥埜。写真:徳原隆元

[J1リーグ16節]C大阪2-0札幌/9月9日(水)/ヤンマー

 節目のメモリアルゴールを奪い、クラブの歴史に名を刻んだのは25番を背負うチームきってのマルチロールだった。

 ホームに北海道コンサドーレ札幌を迎えたセレッソ大阪は、この日2試合ぶりの先発で2トップの一角に起用された奥埜博亮が躍動。開始6分には相手のミスに付け込み、藤田直之からのダイレクトパスを受けた奥埜が、そのままゴール前に運び冷静なフィニッシュでゴール左に流し込む。これがC大阪のJ1通算1000点目のゴールとなった。

「チームの歴史に名を刻めたのは嬉しい」と節目のゴールを喜んだ奥埜は「そんなに狙ってはいなかったが、チームの選手たちとそういう会話もしていた」と明かし、「僕が決められて良かった」と笑顔を見せた。

 昨シーズンにC大阪に移籍加入した奥埜はこれまでボランチ、サイドハーフ、FWと様々なポジションを高水準にこなしてきた。FW起用に関しては、「守備の部分だったり、中のスペースを作るなどチームのコンセプトの中で自分の良さ(がどう生きるか)を考えて使ってもらえていると思う」と、指揮官の狙いを汲み取る。

 さらに、「プロでキャリアを重ねていくなかで、ボランチの方が良さを出せると感じていたが、ロティーナ監督になってチームコンセプトの中で自分の良さを出せてきている」と、自身の新たな可能性をも感じている。札幌戦では、メモリアルゴールを含む2発で勝負を決める活躍を見せた。

 ただし、得点後のゴールパフォーマンスでは、1000得点にちなんで、選手が横並びで「1000」を表わすはずが、「1」の役割を担った奥埜が右端に来てしまったために"不発"に終わるという結末に。「1000が逆になってしまった。どうにか逆にしてほしい(笑)」とせっかくの記念ゴールのパフォーマンスを悔やんでいる様子。もはややり直しは利かないが、「加工をお願いします」と笑いを誘っていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】奥埜がC大阪のJ1通算1000得点目を奪取!

【動画】電光石火のショートカウンターでセレッソのJ1通算1000得点目!

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