鹿島が追いすがる仙台を退ける。4連勝に導くゴールを決めたのは…

2020年09月09日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

前半終了間際に鹿島が待望の先制点

チームを勢いづかせる先制点を挙げたエヴェラウド(9番)。この日も抜群の決定力を披露した。写真:徳原隆元

[J1第15節]鹿島2-1仙台/9月9日/カシマ

 9月9日にJ1リーグ第15節が行なわれ、県立カシマサッカースタジアムで開催された鹿島と仙台の一戦は、2-1で鹿島が勝利を収めた。

 ホーム鹿島の布陣は4-4-1-1。GKは沖、4バックは小泉、犬飼、関川、永戸、ダブルボランチは三竿と永木、サイドハーフは右にJ・アラーノ、左に荒木、セカンドトップに土居、CFはエヴェラウド。

 アウェー仙台の布陣は4-3-3。GKはスウォヴィク、4バックは柳、吉野、S・マテ、真瀬、ダブルボランチは浜崎と椎橋、トップ下に関口、3トップはジャーメイン、A・ゲデス、西村。

 序盤は互いに譲らぬ展開も、時間の経過とともに鹿島がペースを握り始める。テンポ良くパスを回し、ピッチの横幅を使いながら、上手くスペースを見つけてはボールを前に運び、敵を押し込んでいく。

 ただゴールを奪うには至らず。16分、29分にはエヴェラウドが決定機を迎えるも、いずれも決め切ることはできない。対する仙台はカウンターから何度か良い形を作ったが、相手の集中した守備を崩せなかった。
 
 前半はこのままスコアレスで終わるかと思われた45+2分、鹿島が待望の先制点を挙げる。敵陣バイタルエリアで細かくつなぎながら、最後は小泉の折り返しをエヴェラウドがヘッドで合わせてネットを揺らす。

 後半は1点を追う仙台がやや優勢にゲームを進める。72分には兵藤、長沢が立て続けにビッグチャンスを得るも、枠を捉え切れず。

 終盤は耐える時間が長くなった鹿島だが、途中出場の上田が強烈な右足弾をねじ込み、リードを広げる。その後、仙台に1点を返されるも、それ以上のゴールは許さず。2-1のスコアで鹿島が4連勝となる白星を掴み取った。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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