「トミヤスは売却不可能だ」ボローニャ幹部が再び強調! 1年後の市場価値倍増に期待も?「25億円のオファーがあったが…」

2020年09月08日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ニューカッスルからの関心が報じられるも…

イタリアで声価を高めている冨安をボローニャは安値で売り渡すつもりはないようだ。 (C) Alberto LINGRIA

 冨安健洋の株は右肩上がりだ。その存在には、ボローニャ、イタリアだけにとどまらず、欧州の少なくないクラブから熱い視線が注がれている。

 そのひとつが、プレミアリーグのニューカッスルだ。地元紙『Chronicle』は、この夏のうちにニューカッスルが冨安の獲得に乗り出す可能性を報じ、さらに「タケヒロ・トミヤスとは何者か?」と銘打った特集記事も掲載した。

 イギリスでの関心は、すぐにイタリアにも伝わった。専門サイト『Tuttobolognaweb.it』は、国外での報道を伝えたうえで「ボローニャは今回の移籍市場で彼を売却不可能と考えている」と報じた。

 同メディアは「トミヤスは成長しているが、まだボローニャでの冒険の頂点に達していない。1年後、彼の市場価値はさらに跳ね上がるかもしれない」と伝えている。

「技術的な側面に加え、ボローニャは守備陣にひとり加える補強を目指しており、トミヤスを失えば、短期間で2選手を獲得しなければならなくなる。さらに金銭的なこともある。素晴らしいシーズンとすれば、1年後、日本人選手の価値は現状の2倍にもなり得る」
 
 実際、ボローニャの技術部門を率いるワルテル・サバティーニは、『Repubblica』紙のインタビューで「ムサ・バロウとトミヤスは売却不可能だ」と強調した。

「トミヤスには2000万ユーロ(約25億円)のオファーが複数からあった。オーナーは最高のタレントたちをとどめている」

 クラブから絶対の信頼を示される冨安。右SBから本職のCBにコンバートされている新シーズンに市場価値を倍増させられるほどのパフォーマンスで、さらなる関心を引きつけられるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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