プレミアの2クラブが冨安健洋に興味と現地報道! 伊メディアは「2500万ユーロが必要」

2020年09月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ボローニャは「売却不可能」の立場

新シーズンはCBでの起用が濃厚な冨安。本職でも本領を発揮できるか。(C)Getty Images

 守備の国イタリアで評価を高めた冨安健洋に、少なくないクラブが関心を寄せているのは周知のとおりだ。そして、ボローニャに冨安を手放す気がないのも知られている。

 本職ではない右SBをこなし、欧州で名を高めた冨安。ボローニャの技術部門を総括するワルテル・サバティーニTDは、「マンチェスター・ユナイテッドでもプレーできる逸材」と絶賛している。

 サバティーニTDによると、クラブには噂されていたローマではない、別の強豪から2000万ユーロ(約25億円)を超えるオファーも届いたという。だが「安すぎる」と放出を否定。イタリア・メディアは、冨安の売却には2500万ユーロ(約31億3000万円)が必要と報じている。

 金額の是非はともかく、クラブが冨安の放出を考えていないことは、直近でも変わらないようだ。ボローニャ専門サイト『Bolognasportnews』は9月4日、直近でウェストハムとニューカッスルが冨安に関心を寄せていると報じた。だが、クラブは依然として「売却不可能」の立場だという。

 ボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、今シーズンから冨安をCBで起用する意向を明らかにしている。その指揮官は新型コロナウイルスに感染したため不在だが、キャンプではすでにスタッフの下でCBとしてのプレーを試され出したところだ。

 もちろん、マーケットは10月5日まで開いており、何があるかはだれにも分からない。ただ、ボローニャが自分たちの下で冨安をさらに成長させようとしていることは確かだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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