「恥を知れ」「大胆さに呆れた」ラ・リーガ公式の “メッシ残留”投稿に非難殺到! 「バルトメウの腰巾着め」

2020年09月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

スペイン・メディアを通じて残留を明言したメッシだが…

騒動の末、バルセロナへの残留を明らかにしたメッシ。(C)Getty Images

 現地時間9月4日、リオネル・メッシは、スペイン版『Goal.com』のインタビューを通じてバルセロナへの残留を発表。「愛するクラブと裁判で争う気はない」と語り、トランスファーリクエストを送りつけた8月25日から約1週間続いた去就騒動は、幕が引かれた。

 だが、その心中は穏やかではなさそうだ。メッシはインタビューの中でジョゼップ・マリア・バルトメウ会長ら首脳陣を批判。21年6月末の契約満了を以って、クラブを去るというのが大方の見方だ。

 この報道が出た同じ日に、ラ・リーガ公式はSNSを通じて「僕のすべての愛はバルサに向けられ、それは変わることはない」というメッシのコメントとともに、バルサのユニホームを着たポートレートを投稿。ハートマーク付きで浮かれた様子を明らかにすると、世界中のサポーターから3000件以上のコメントが殺到。その大半が批判的なものだ。

 というのも、メッシは6月10日までに退団の意思を伝えれば、契約解除ができる条項を結んでいた。その期限は過ぎていたが、新型コロナウイルスの影響でシーズンが延長されたことを理由に、有効性を主張していた。

 だが、クラブ側はそれを認めず、違約金7億ユーロ(約875億円)が支払われない限り移籍を認めないとした。さらには、スペイン離脱を阻止したいラ・リーガ運営も、バルサの姿勢に同調し、「例外は認められない」という異例の声明を発表していたのだ。

 メッシに残された手段は、条項の有効性を巡って法廷闘争に持ち込むことだったが、冒頭のコメントはそれを避けて、(渋々ながら)残留を決断したということだ。

 あるファンは、このラ・リーガの投稿に対して「まるで彼が(残留を)強制されなかったように振る舞うのはやめてくれ」と苦言。これには2700以上の「いいね」が集まった。ほかにも、「恥を知れ」、「こんな投稿をする大胆さに呆れた」、「バルトメウの腰巾着め」、「彼のコメントを引用するその勇気に感服だよ!」、「彼は明らかに幸せでないと述べているのに、お気楽なものだな。笑える」といった批判のコメントが寄せられている。

 33歳を迎えるメッシは、少なくともあと1年はバルサで戦う意志を固めた。あくまで「クラブに尽くす」と語ったエースは、これまで通りの輝きを放つことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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