「残ってほしい」宿敵マドリーの面々は“メッシ騒動”をどう見ているのか?「シティの可能性が高い」

2020年09月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「クラシコをより魅力的なものとする」

S・ラモス(左)とクロース(右)がバルサの“お家騒動”に言及した。(C) Getty Images

 退団通告から約1週間。リオネル・メッシの代理人でもある父親のホルヘ氏は9月2日、バルセロナ入りしてジョゼップ・マリア・バルトメウ会長と協議した。

 ホルヘ氏はメッシ残留が「難しい」との見解を示している。また、各国メディアは、この日の話し合いで両者の立場は変わらず、合意に達することはなかったと報じた。

 宿敵のお家騒動を、レアル・マドリー陣営はどう見ているのだろうか。米スポーツチャンネル『ESPN』によると、キャプテンのセルヒオ・ラモスは「彼は将来を決める権利を勝ち取ったと思う」と話している。

「それを彼が最善のかたちでやっているかどうかは分からない。だけどもちろん、バルセロナ、僕たち、スペインサッカーのために、いつもベストの選手にいてほしいと思っている。僕たちは、彼にここに残ってほしい」

 S・ラモスは「レオはラ・リーガを、彼のチームを向上させてくれる。クラシコをより魅力的なものとする。僕たちはベストの相手と戦って勝ちたい。そして彼は世界最高のひとりだ」と続けている。

「つけ加えるべきことは多くない。彼は憶測などいっさいなしで、彼自身で将来を決めるだけの敬意を勝ち取ってきた。どうなるか、様子を見よう」
 
 一方、同僚のMFトニ・クロースはポッドキャストで「ニュースに驚いた」と話している。

「メッシは歴代最高の選手のひとりだ。それほどの選手が最大のライバルでプレーすることをやめれば、怒ったりはしないだろうね」

 バルセロナと合意に達した場合、メッシは恩師ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるマンチェスター・シティに移籍するのが有力と言われている。

 クロースは「内部情報は何も持っていない」としたうえで、「ペップとシティの可能性が高いだろうね」と、やはりシティが新天地の最右翼になるとの見解を示した。

 新シーズンのクラシコで、マドリーがメッシと対戦することはなくなるのか。交渉の行方から目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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