長友佑都はなぜマルセイユに移籍したのか?「背中を押した」酒井宏樹の言葉と運命的な“出会い”

2020年09月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「オファーが来た時にはすぐに行きたいと」

8月31日にマルセイユへの加入が決まった長友。(C)Getty Images

 8月31日にリーグ・アンの名門マルセイユへの入団が決定した長友佑都が、クラブの公式インタビューにさっそく登場した。移籍の経緯などについて語っている。

 まず、晴れてマルセイユの一員となったことについて、「最高の気分。伝統があって、強くて、フランスの名門で、世界的にも有名。そういうクラブに来られて非常に嬉しい」と喜びを語った。

 昨シーズン限りでトルコのガラタサライを契約満了となり、移籍先を探すなかで、マルセイユを選んだ理由については、「ビッグクラブだし、チャンピオズ・リーグ(CL)にも出場できる」とコメントした。

 そして、明治大学に在学中の12年前に大学選抜の一員としてフランスに来て、マルセイユのセカンドチームと試合をしたエピソードを紹介。「その時からこういうチームでやりたいと夢を抱いていた。だからオファーが来た時にはすぐに行きたいと言った」と運命的な"再会"だったことを明かした。

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 加入初日から"絡み"を見せた日本代表の盟友・酒井宏樹から、「アドバイスはあったか?」という問いにはこう答えている。

「もちろんオファーが来た時に、すぐに話しました。ヒロキは、『街は最高だし、素晴らしいクラブで、雰囲気もいい。ピッチに入れば、みんながプライドを持って戦う』とポジティブなことしか言っていなかった。それで、僕も背中を押されました」

 その後輩については、「日本代表で長く一緒にやってきた。戦友でもあるし、友人でもある。すごくいい関係。性格がめちゃくちゃ良くて、優しくて、ただピッチでは球際で戦ってくれる。そのギャップが凄いと思う」と称えた。

 マルセイユの左SBは、フランス代表のジョルダン・アマビが君臨しているが、昨シーズンはバックアッパーが事実上不在で、右が本職の酒井が起用される試合も少なくなかった。

 CLとの二足の草鞋を履くうえで、経験豊富な長友の加入した意味は小さくない。日本代表の両SBが、本拠地ヴェロドロームで両サイドをアップダウンをする姿を、日本のファンは心待ちにしていることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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