「カオスだ…」オランダの逸材デヨングがバルサの現状に嘆き! 揺れる“メッシ問題”については――

2020年09月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「メッシは『WhatsApp』のグループチャットにはいる」

堂々のデビューシーズンを送ったデヨングが揺れるチーム状況を嘆いた。 (C) Getty Images

 スペイン・サッカー界の巨星が揺れている。

 昨シーズンに12年ぶりの無冠に終わったバルセロナは、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、チームの大刷新を行なうことを明言。主力を含む数選手を構想外にする大胆なメスを入れている。

 だが、そんな上層部の決定に業を煮やしたリオネル・メッシが退団を決断。契約解除を求めているものの、バルサは2021年まで契約が残っていることを盾にそれを認めず、今や泥沼化の様相を呈している。

 そんななか、バルサの現状を語ったのが、昨夏にアヤックスから加わったオランダ代表MFのフレンキー・デヨングだ。

 フィットが難しいこのクラブで、入団1年目からインサイドハーフの定位置を確保した23歳の逸材MFは、現地時間9月1日に公開されたオランダ公共放送『NOS』でのインタビューで、「僕が決めることじゃないけどメッシにはいてほしい」と口にした。

「まだ、メッシは『WhatsApp』のグループチャットにはいる。僕が代表戦から帰った時には、彼にそこにいてほしいと思っているよ」

 さらに今のチーム状況について問われ、赤裸々に告白し続けた。

「ハッキリ言ってカオスだ。多くのことが起こっているのは間違いない。クラブともメッシとの件について話していないから、正直なところは自分にも分からない。でも、もしも、彼が本当に退団したら、チームにとっても、クラブにとっても大打撃になる」

 また、オランダ代表で師弟関係にあったロナルド・クーマン新監督については、「電話で少し話しただけだ。彼に『自分がプレーすべきだ』と証明するのは僕次第さ」と語ったデヨング。不安を口にしながらも、やる気を見せた逸材MFは、新生バルサで重要な役割を担うと予想されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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