「このままバルサに残っても…」現地で語られるメッシが退団を決意した真の理由

2020年09月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

たとえリスクを負ってでも…

勝利にこだわるメッシ。新天地はどこになるのか。(C)Getty Images

 バルセロナ退団を決意したリオネル・メッシを駆り立てているもの、それは「勝ち続けたい」という純粋な気持ちであるようだ。現地メディアが伝えている。

 スペイン国内では、ブロファックスを送り付けるというメッシの一方的な行動に非難の声も上がっている。いくら現政権に不満があるからと言っても、13歳で入団して以来、共存共栄の関係を築いてきたクラブに対して感謝の気持ちが欠けている、というのがその見解だ。
 
 ただ逆に言えば、メッシはバルサにいつづけさえすれば、周囲の人間の庇護のもとに引退まで中心選手としてプレーできたはずで、新監督のロナルド・クーマンもメッシをプロジェクトの柱にすると明言していた。

 しかしメッシは、年々戦力が低下するバルサでは残り少ない選手生活でタイトルを獲得する可能性は低いと考えたのだろう。

 住む国や戦うリーグが変われば、当然勝手が違う部分も出てくるはずだ。バルサのようにいかないことも多々出てくるだろうし、もちろん家族も慣れ親しんだバルセロナを離れなければならない。

 しかしメッシは、そうしたリスクを負ってでもあくまで勝ち続けることを最優先に考え、愛するクラブとの決別を決意した。メッシをここまでのスーパーレジェンドに押し上げた人一倍強い競争心は、いまなお彼の中で煌々と燃えたぎり続けているようだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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