オランダ代表に初招集された“堂安の18歳同僚”イハッターレンとは何者か?「ネクスト・スナイデル」との呼び声も!

2020年08月31日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

クーマン前監督が三顧の礼で迎えたPSVの逸材

19-20シーズンのPSVでは、4-3-3のトップ下を主戦場に、攻撃のタクトを振ったイハッターレン。(C)Getty Images

 8月28日、オランダ・サッカー協会(KNVB)は、9月4日と7日に行なわれるUEFAネーションズ・リーグのポーランド戦とイタリア戦に向けて、オランダ代表の招集メンバーを発表した。

 リバプールのフィルジル・ファン・ダイクやジョルジニオ・ヴァイナルダム、マンチェスター・シティへの移籍が決まったネイサン・アケー、リヨンのメンフィス・デパイなど実力者が順当に名を連ねている。

 そんななか、大きな話題を読んでいるのが、初招集されたPSVのMFモハメド・イハッターレンだ。

 ラスト30メートルの崩しとフィニッシュで違いを生み出す18歳は、「ネクスト・スナイデル」との呼び声が高く、オランダの年代別代表に選ばれてきたエリートだ。
 
 19-20シーズンは、PSVで公式戦34試合に出場するなどスタメンに定着。日本代表MFの堂安律らともにチームの攻撃の一翼を担い、9ゴール・9アシストとブレイクを果たした。

 昨年9月には、家族がルーツを持つモロッコからA代表入りを打診され、生まれ育ったオランダとの選択を迫られた。病気の父親の看病を優先するために結論を先送りしたが、翌月にその父が他界。考え抜いた末にイハッターレンはオランダ代表を選んだのだった。

 その決断を後押したのが、先日、バルセロナの新監督就任が決定した元オランダ代表のロナルド・クーマンだ。

「KNVBを通して彼と彼の家族と何度も話し合った。彼を説得するためにできる限りのことをしたよ」と話している。

 主に4-3-3や4-2-3-1を使用するオランダ代表では、ウイングや2列目での起用が予想されるイハッターレン。9月にA代表デビューを果たすのか。注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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