「サラリーが97%ダウン」元ヘルタの主将が男気契約? 驚きの条件でシャルケ入りか

2020年08月31日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ブンデス3部リーグの平均年俸を下回るオファー額

19-20シーズンはヘルタ・ベルリンでチーム最多の7ゴールを奪ったイビシェビッチ。36歳のストライカーはまだまだ健在だ。(C)Getty Images

 元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWが、驚きの条件で契約を交わすようだ。
 
 ドイツ誌『KICKER』は8月30日、前ヘルタ・ベルリンで現在はフリーとなっているヴェダド・イビシェビッチの、シャルケ入りが目前に迫っていることを報じた。
 
 話題となっているのがその給与面だ。シャルケはコロナ禍以前から財政面に問題を抱え、人件費に多額の費用をかけられないことから、ヘルタの前主将に対して年俸10万ユーロ(約1250万円)という格安のオファーを提示したという。
 
 これはブンデス3部リーグ所属選手の平均年俸(12万ユーロ=約1500万円)を下回るサラリーで、昨シーズン、ヘルタで312万ユーロ(約3億9000万円)程度の年俸を受け取っていたイビシェビッチからすれば、約97パーセントの給与ダウンとなる。
 それでも、元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWは男気を見せ、海外からの好条件のオファーを蹴って、シャルケへの加入を希望しているようだ。
 
 36歳のイビシェビッチはブンデスリーガ1部通算340試合・127ゴールと、豊富な実績を誇り、19-20シーズンもヘルタでチーム最多の7ゴールを奪うなど、健在ぶりをアピールしていた。
 
 移籍金がかからず、破格の安月給でこの経験豊富なストライカーを獲得できるのであれば、シャルケにとってはまさに最高の補強と言えるだろう。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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