【C大阪】13試合全てに出場もフルタイムは無し…清武弘嗣が導いた“限られた時間”での2得点

2020年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

ボールを持たれるものの「チームのプラン通りかなと思います」

今季リーグ戦13試合全てに出場している清武。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ13節]横浜FC1-2C大阪/8月30日(日)/ニッパツ三沢球技場

 セレッソ大阪は、「75分までは完璧でした」とロティーナ監督も語るように、終盤に横浜FCの猛攻に遭い1点を失ったものの、前半、後半と効率よく得点を重ね2-1で勝利を収めた。

【C大阪】13試合全てに出場もフルタイムは無し…清武弘嗣が導いた"限られた時間"での2得点

 試合後のフラッシュインタビューに応じた清武弘嗣は、「全体的にボールを持たれるシーンが多かったですけど、そこまで怖いシーンというのはなかったので、チームのプラン通りかなと思います」と冷静に試合を振り返った。

「コンディションはすごく良いですし、これから連戦なので、続けていきたいなと思います」と自身でも語るように好調をキープ。13試合全てに出場している清武だが、今季はフル出場の試合は1試合もない。

 しかし限られた時間で、結果はしっかりと残している。この日も先制点を自ら決め、2点目はドリブル突破から生まれた。

 14分の先制点のシーンについては「トシ(高木俊幸)から良い落としが来て、上手く落ち着いてDFを見ることができて良かったと思います。最初に(シュートを)打とうと思ったのですが、DFが飛び込んできたのを上手くかわせて、GKの逆を突けて良かったです」と語る。
 
 さらに、後半の追加点の場面でも長い距離をドリブルで持ち上がり、ブルーノ・メンデスの得点をお膳立てした。「上手く良い位置で繋げて、あそこは仕掛けるしかなかったんで、(最後の場面は)ちょっと事故みたいな感じでしたけど、奥(奥埜博亮)が冷静に上手くブルーノに繋げて良いゴールだったと思います」と振り返った。

 清武はこれで2試合連続のゴール。「僕たちは優勝を目指しているので、常に勝点3を目指して頑張りたいなと思います」とクラブの悲願でもあり、自身初となるJ1リーグ制覇に向け、キャプテンがチームをけん引している。

 ルヴァンカップを勝ち進んでいるセレッソはここから平日開催と週末の試合が続く"9連戦"に突入する。首位を独走している川崎フロンターレとの差を縮めることができるか。C大阪の追走に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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