レッズファンが待ち望んでいた瞬間だった。

　現地時間８月29日、リバプールの南野拓実は、プレミアリーグ王者とFAカップが対戦するコミュニティー・シールドのアーセナル戦に途中出場。１点ビハインドで迎えた59分からピッチに立つと、73分にはゴール前の混戦から落ち着いてネットを揺らし、公式戦初ゴールをマークした。

　試合は１-１のままで突入したPK戦（４-５）の末に敗れたものの、今年１月に加入した18番がようやくゲットした初ゴールに、ファンは惜しみない祝福を寄せている。

　リバプールの公式SNSアカウントには、「タキ、最高」、「やっと来たよ！俺はずっと待ってたんだ！」、「新ヒーローの誕生。これがタキだ！」、「僕らの愛すべきジャパニーズがやったぞ！」、「この男、信じられないけど（会場となった）ウェンブリースタジアムにその名を刻んだぞ！」といった1500件以上の歓喜の声が続々と寄せられた。

　さらに、９月12日にプレミアリーグ開幕を迎える新シーズンに向けて、南野の"覚醒"を期待する声も多くみられた。「タキは今シーズンでヤバイことになる」、「正直、フィルミーノより良かったと思う」、「なんというか最高の瞬間だ」、「偉大なゴール。プレーを止めなかった。その姿勢が良いから続けて欲しい」といったコメントが集まった。

　リバプールは惜しくも今シーズン初のタイトルは逃したが、南野の初ゴールはファンにとって待望の瞬間だったのは間違いない。リーズと対戦するプレミア開幕戦でも、サポーターに歓喜をもたらせるか。ユルゲン・クロップ監督の起用法にも注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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