南野拓実が15試合目で待望の初ゴール!リバプールが追い付くも…PK戦の末にアーセナルが3年ぶり16度目の戴冠【コミュニティ・シールド】

2020年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

59分から途中出場で結果を残す

待望の移籍後初ゴールを決めた南野。(C)Getty Images

 現地時間8月29日、プレミアリーグ王者のリバプールと、FAカップを制したアーセナルが相まみえるコミュニティ・シールドが開催された。前者の南野拓実はベンチスタートとなった。

 イングランドの新シーズンの到来を告げるこの一戦で、先制点を奪ったのはアーセナルだ。12分、ゴールキックから細かくパスをつないで前線に展開し、右ウイングのサカがサイドチェンジ。このパスを受けたエースのオーバメヤンが、エリア外から狙い澄ました鮮やかなミドルを叩き込んだ。

 さらに18分にも、CFヌケティオの鋭いプレスでボールを奪い、カウンターを発動。最後はサカの折り返しにヌケティオが右足で合わせるも、これはGKアリソンの好セーブに防がれる。

 その後は1点を追うリバプールがボールを支配し、左SBのロバートソンから次々にクロスが送り込まれるも、中で合わせることができない。結局、枠内シュートを打てないまま前半を終えた。

 後半に入って51分、マネからフィルミーノがミドルシュートを放つも、枠を捉えることができない。その4分後にもマネが裏へ抜け出てGKマルティネスと1対1となるも、このチャンスも決めきれない。

 たまらず、クロップ監督は59分に二枚替え。ウィリアムズとミルナーを下げて南野とケイタを投入。指揮官から念入りに指示を受けてピッチに入った日本代表FWは左サイドハーフに入る。

 68分には、フィルミーノのパスを受けた南野がミドルシュートを放つも、GKにキャッチされる。その後もプレミア王者が攻勢に出ると、ついにこの瞬間が訪れる。73分、ゴール前でサラーにパスを出した南野が、そのボールが跳ね返ってきたところを落ち着いてシュート。出場15試合目にして奪った待望の移籍後初得点が、貴重な同点ゴールとなる。

 南野はその後も積極的に攻撃に絡んでチャンスを作り出すも、試合はこのまま1-1で終了。勝負はPK戦に持ち込まれる。

 先行のリバプールは、3人目のビリュースターが失敗。4人目の南野は思い切りよく決めたものの、5人全員が決めたアーセナルが3年ぶり16度目の戴冠を果たした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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