中村憲剛が約10か月ぶりの復帰戦で見事なゴール! 旗手の2得点などで川崎が清水に5-0で快勝

2020年08月29日 本田健介(サッカーダイジェスト)

旗手は2ゴールの活躍

この日が復帰戦となった中村。見事なゴールも決めた。写真:田中研治

[J1第13節]川崎5-0清水/8月29日/等々力

 J1の13節が8月29日に行なわれ、等々力陸上競技場では川崎と清水が対戦した。

 中2日で迎えた川崎は、スタメンを大幅に変更。システムは変わらずに4-3-3で、GKチョン・ソンリョン、最終ラインは右からD・マテウス、山村、車屋、登里、中盤はアンカーに守田、インサイドハーフに下田、旗手、3トップは右から宮代、L・ダミアン、齋藤の並びとなった。

 また昨年11月に左膝を負傷したMF中村憲剛が約10か月ぶりにベンチ入り。大きな注目を集めた。

 一方、清水は4-3-3。GKは大久保、4バックは右から金井、岡崎、立田、奥井、ボランチはR・アウグスト、竹内、トップ下は中村慶太、2トップは右から金子、C・ジュニオ、西澤が入った。

 序盤から主導権を握ったのは川崎。清水の高い最終ラインの裏を狙ってチャンスを作ると、21分には相手のパスミスから旗手がネットを揺らした。その後も川崎は好機を作るも決め切れず。対して清水はサイドからゴールを目指すもなかなかシュートまで持ち込めず、前半は1-0で折り返した。
 後半、リードを広げたのは川崎だった。50分、左サイドから登里が持ち上がると、そのパスを受けた齋藤がシュート。GKが弾いたボールを登里が拾うと、エリア右にいたL・ダミアンへ。L・ダミアンはコースを狙った鋭いシュートで追加点を決めた。

 さらに73分には旗手が左から中央へドリブルで侵入し、右足をひと振り。グラウンダーのシュートはゴール左隅に決まり、リードを3点に広げた。

 すると川崎はその3分後に小林とともに戦列復帰した中村憲剛を投入。その中村はいきなり役者ぶりを発揮する。84分に相手のパスミスに反応するとダイレクトでループシュートを沈め、復帰戦でゴールを決めてみせたのだ。

 その2分後にはこちらも途中出場の三笘にもゴールが生まれ、5-0の快勝。12節の名古屋戦で連勝が止まったとはいえ、川崎が自慢の攻撃力を活かし、清水に快勝を収めた。

 対して清水は後半に石毛、ドゥトラ、鈴木らを投入して流れを変えようとしたが、上手く反撃に出られなかった。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部) 
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