スアレスが“噛みついた”キエッリーニと同僚に? ユベントスが獲得に動くメリットを伊紙が紹介

2020年08月29日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ユーベはイグアインの代わりとなるCFを狙っている

バルサを構想外となったスアレス。新天地はどこに? (C) Getty Images

 ロナルド・クーマン新監督による戦力外通告が報じられて以降、バルセロナのルイス・スアレスの新天地を巡る報道は過熱している。

 関心を寄せているクラブのひとつが、イタリア王者ユベントスだ。アンドレア・ピルロ新監督がゴンサロ・イグアインを構想外と明言したユーベは、新たなCFを探している。ピルロはローマのエディン・ゼコを望んでいるが、バルセロナのお家騒動を受け、スアレスも候補リストに挙げられた。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』は8月28日、「なぜスアレスがユーベの次の補強になり得るのか」と題し、イタリア王者がウルグアイ代表ストライカーの獲得に乗り出す利点があると伝えた。

 選手としてのスアレスの技術的力量については、言うまでもないだろう。加えて、記事は、ゼコを獲得する場合と金銭面の条件に違いはないと報じた。イタリアの税制優遇措置により、スアレスのサラリーを払う際にユベントスの負担となる税額が軽減される。また、ローマからゼコを引き抜くには、1000~1500万ユーロ(約12億5000万~18億8000万円)の移籍金が必要だ。
 
 ユーベはこの夏、バルセロナとのトレードでアルトゥールが加わり、さらにウェストン・マッケニーの獲得も確実にした。ブラジル人とアメリカ人の加入で、EU圏外枠は埋まる。

 だが、スアレスはイタリア国籍を持つ妻との結婚で、すでにイタリアのパスポートを手にしている。そのため、こちらの心配も無用というわけだ。

 もちろん、これらの前提条件と、ユベントスがスアレスを獲得することはイコールにならない。ただ前述のように、ユーベがCF獲得に動いているのは確かだ。

 長年にわたってリオネル・メッシとプレーしてきたスアレスが、クリスチアーノ・ロナウドのチームメイトとなるのか。2014年のワールドカップで噛みついたジョルジョ・キエッリーニがキャプテンを務めるユーベに加わるのか。今後の進展が注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【動画】スアレスがキエッリーニに噛みついたシーンはこちら!

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