「警察に『もうサッカーは終わりだ』と…」ギリシャで逮捕されたマグワイアが衝撃告白! 「身の危険を感じた」と潔白を主張

2020年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

バカンス先での衝撃逮捕の舞台裏

ユナイテッドの主将を任されていたマグワイアが起こしたスキャンダルが物議を醸している。 (C) Getty Images

 先日、マンチェスター・ユナイテッドのキャプテンが、バカンス先のギリシャで逮捕された事件は、世間に大きな衝撃を与えた。だが、本人は潔白を主張している。

 現地時間8月22日、イングランド代表DFのハリー・マグワイアは、ミコノス島で現地警官に暴行を働き、収賄をもちかけたとして、ギリシャの裁判所に執行猶予付きで21か月の禁錮刑を科された。

 選手側が控訴し、有罪判決はいったん無効となったため、再審は早くても来年以降と言われている。そんななかで、英公共放送『BBC』のインタビューに応じたマグワイアは、事のあらましを説明した。

 マグワイアによれば、事件当時、一緒にいた妹の下へ、ふたりの男が近づいてきて、妹が意識を失い、そこから私服のギリシャ人男性3名を巻き込んだ騒ぎになったという。だが、本人は「暴行は働いていない」と強調している。

「大きな混乱」のなかで、マグワイアたちは呼んであった迎えが到着したため、妹を病院に連れていこうとしたが、妹は「かなりすぐに」意識を取り戻したそうだ。
 
 だが、出発して5~10分後に車外に私服の男性8名が立っているのを目にすると、あっという間にドアを開けられ、マグワイアは友人とともに引きずりおろされたという。この時、男性たちからは何も言われなかったために「誘拐されると考えた」と振り返っている。

 その後、友人とともに大通りに向かって逃げ、代理人に連絡して助けを求めてから再び車に戻ると、今度は別の見知らぬ男性たちに囲まれたという。マグワイアは、「跪き、両手を挙げ、叩かれ始めた。片手に手錠をかけられ、『もうサッカーは終わりだ。お前は二度とプレーすることはない』と言いながら足を叩かれた」と述べた。その男性たちは警察だったのである。

「そのときに、これが警察のはずがないと思った。何者か分からない。だから逃げようとした。片手に手錠をかけられていて、手を動かしていた。そこから彼らは起訴したんだ。逮捕に抵抗し、暴行したとね。殴ってなんかいない。彼らが警察とは信じられなかった」

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