「素晴らしい選手が来た」ビジャレアルのエースが久保建英ら新戦力に太鼓判!「興奮している」

2020年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「2人のレジェンドを失ったのは事実だけど…」

インタビューで久保ら新戦力への期待を口にしたのがジェラール(左)だ。(C)Getty Images,Mutsu FOTOGRAFIA

 新シーズンに向け、手応えを感じているようだ。

 現地時間8月27日、スペイン紙『AS』は、久保建英が所属するビジャレアルのエース、ジャラール・モレーノのインタビューを掲載した。

 ビジャレアルの下部組織出身のジェラールは、エスパニョールから3年ぶりに復帰した19-20シーズンのラ・リーガで18ゴールを挙げ、サラ賞(スペイン人の得点王)を獲得。昨年にスペイン代表デビューも飾るなど、まさに絶頂期を迎えている。

 その28歳のストライカーはまず、昨シーズンを「スポーツ面においては間違いなく最高の年だった。チームは、簡単ではなかったヨーロッパリーグ(EL)出場権を手にし、個人的にはスペイン人のトップスコアラーになることができた」と振り返った。そのうえで、「新しいプロジェクトにワクワクしている」と新シーズンへの期待を口にした。

【動画】自慢の足技を披露!久保とジェラールの"リフティング対決"はこちら
 チームを5位に導いたハビエル・カジェハ監督が退任し、セビージャでEL3連覇の偉業を成し遂げ、パリ・サンジェルマンやアーセナルも指揮したウナイ・エメリを招聘したチームは、夏の移籍市場でも活発な動きを見せている。

 熾烈な争奪戦を制して久保をレアル・マドリーから借り受けると、ライバルのバレンシアからダニエル・パレホとフランシス・コクランという経験豊富なMFを二枚獲り。さらに、ナポリのホセ・マリア・カジェホンなど実績のある選手に触手を伸ばしている。

「今シーズンのプロジェクトには興奮するよ。ビジャレアルの街に"夢"が植え付けられた」と語ったジェラールは、こう続けた。

「優れた実績を持つ指揮官がいて、素晴らしいプレーヤーたちがやって来た。サンティ(・カソルラ)とブルーノ(・ソリアーノ)という2人のレジェンドを失ったのは事実だけど、新しいプロジェクトと雰囲気があり、新たなチームとなったんだ」

 そして、ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、そしてELを戦う新シーズンへの意気込みを語った。

「僕たちは自信を持っている。良いチームだよ。3つのコンペティティンすべてで戦えるし、最初からファイトしていくよ。まずは監督のコンセプトを理解することだ。できるだけ早くフィットしなければいけない、それをいま取り組んでいるんだ」

 先日は、クラブの公式SNSに、トレーニング中にジェラールと久保がリフティングによる1対1の"テニス対決"をする模様がアップされた。ファンから「最高のペア」との声もあがったレフティーコンビが、ピッチでどんなハーモニーを奏でるのか。現地時間8月28日に開催されるバレンシアとのプレシーズンマッチが、最初の試金石となるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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